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  1. 長崎市議会 2020-09-04
    2020-09-04 長崎市:令和2年総務委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時9分= ◯中里泰則委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから総務委員会を開会いたします。  本日は、12時30分から核兵器廃絶議員連盟の役員会が開催されますので、審査の途中でありましても12時には一旦休憩したいと思いますのでよろしくお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、第151号議案 並びに理財部及び文化観光部の所管事項調査を本 日の日程に追加することに決定した。〕 2 ◯中里泰則委員長 議案審査に入る前に、昨日南総合事務所から台風9号による被害状況の報告があっておりましたが、その後の対応・経過につきまして報告したい旨の申出があっておりますので、これを許可したいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 3 ◯馬見塚南総合事務所長 昨日、所管事項調査でご報告させていただきました高島港桟橋の破損及び国道499号の被災のその後の経過をご報告いたします。  まず、高島の桟橋につきましては長崎県のほうから、今日のお昼まで、もしくは最悪今日中に必ず復旧するということで県のほうから連絡が入っています。お昼までに復旧が終わりますと、12時以降の船から運行ができるということで、そこは確認が取れております。ただ、台風10号も接近しておりますので、速やかに物資の補給等をするという形で準備を進めておるところです。国道499号につきましても、昨日、黒浜トンネル入り口から後馬バス停付近につきましては、夕方16時半開通ということでご報告しておりましたが、残る脇岬のほうにつきましても、昨日の夕方に開通しておりまして、本日は通行ができるようになっております。こちらにつきましても、また台風10号が接近しておりますので、今後も速やかに対応ができるように準備を進めていきたいと考えております。  報告は以上でございます。 4 ◯中里泰則委員長 ただいまの報告につきまして、何かご質問等ございませんか。  それでは、議案審査に入ります。  第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会に付託された部分の審査を再開いたします。  第2款総務費第1項総務管理費のうち、南総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 5 ◯馬見塚南総合事務所長 それでは、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、南総合事務所所管分についてご説明いたします。  初めに予算説明書の28ページ及び29ページをご覧ください。第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費のうち、説明欄の1.指定管理者候補者選定審査会費の1.(仮称)長崎のもざき恐竜パーク35万7,000円でございます。これは、第120号議案「長崎のもざき恐竜パーク条例」でご審議いただきました長崎のもざき恐竜パークの管理・運営を行う指定管理者の候補者を選定するための費用でございます。
     次に、第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費のうち、説明欄3.【単独】離島・過疎地域振興対策事業費の1.野母崎田の子地区再整備7,900万円でございます。これは、長崎のもざき恐竜パークにおいて、旧野母崎福祉保健センターの未使用部分を改修しインフォメーションセンターを整備するため、補正予算を計上させていただくものでございます。  詳細につきましては、南総合事務所提出の委員会資料に基づき地域福祉課長地域整備課長からご説明をさせていただきます。  以上でございます。 6 ◯大塚南総合事務所地域福祉課長 それでは、お手元に配付しております委員会資料に基づいてご説明さしあげたいと思います。  委員会資料1ページをお開きください。事業名は指定管理者候補者選定審査会費、(仮称)長崎のもざき恐竜パークでございます。補正額は35万7,000円を計上しております。  概要でございますが、先日ご審議いただきました、長崎のもざき恐竜パークの指定管理者を選定するに当たり(仮称)長崎のもざき恐竜パーク指定管理者候補者選定審査会を設置するための費用でございます。次に、予算内訳、選定対象施設でございますが、資料に記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。4の審査委員の構成でございますが、通常、指定管理者の候補者の選定に係る審査会の委員は5名としているところですが、長崎のもざき恐竜パークに関しましては、恐竜博物館や軍艦島資料館等の複数の施設と一体化していることから、資料に記載のとおり学識経験者の視点を3名増加し計8名で委員を構成しているところでございます。次に、財源の内訳でございますが、記載のとおりでございます。  最後に、スケジュールですが、今月中に委員の選任を行いまして、10月には公募の開始、1月に選定審査会、2月に指定議案の提案を考えております。  私からの説明は以上でございますが、引き続き地域整備課長よりご説明いたします。 7 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 それでは、委員会資料の3ページをご覧ください。第16目地域振興費、【単独】離島・過疎地域振興対策事業費、野母崎田の子地区再整備として7,900万円の増額補正をお願いするものです。  1の概要としましては、観光の振興及び地域の活性化を図るため、田の子地区に建設中の長崎市恐竜博物館を含めた周辺施設(総合運動公園野母崎文化センター野母崎体育館、軍艦島資料館)を一体化し、1つの公の施設として長崎のもざき恐竜パークを設置するに当たりまして、旧野母崎福祉保健センターの未使用部分を改修しまして、雨天時や炎天下に利用者が休憩したり、恐竜パーク内の施設情報や野母崎・長崎半島の地域情報を発信することで市民が憩える安全・快適な施設を充実し、恐竜パークの来場者の増加や地域の活性化を図るものでございます。2の事業内容としましては、休憩所として現状のままで利用できる場所につきましては改修を行わず、必要最小限の工事として、構造的に撤去できる壁の間仕切りの撤去、壁の張り替え、床の改修、それに合わせた空調設備などの改修を行うこととしております。1階としましては、インフォメーションや休憩所などとしまして234平方メートル、トイレとしまして41平方メートルで、トイレにつきましては器具の改修を計上しております。1階、2階とも、建築基準法などの法令に伴う改修を含むこととしております。3の財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  4ページをお開きください。上段が恐竜パークの位置図になります。赤い破線で囲っている中の赤い建物がインフォメーションセンターになります。下段の恐竜パークの計画平面図をご覧ください。駐車場や広場などの整備を行っておりまして、今年度末に完成予定としております。赤い斜線の建物がインフォメーションセンターで、現在は野母崎文化センター側に入り口がありますが、新しい一般駐車場側に入り口を設けまして、駐車場から恐竜博物館の軸線ににぎわいを醸し出したいと考えております。  5ページをご覧ください。上段が恐竜パーク広場整備の鳥瞰図(イメージ図)として、下段が新しく設置する一般駐車場から恐竜博物館を望むイメージ図を添付しておりますのでご参照ください。  6ページ、7ページをお開きください。6ページの上下段が現況平面図になります。以前はデイサービスなどで利用されていましたが、現在はオレンジ色と青色の着色箇所が、軍艦島資料館と野母崎振興公社の事務室として利用されている状況です。  7ページをご覧ください。上下段が改修工事のレイアウトになります。上段平面図の下側が現在の入り口になっておりますが、周辺整備による駐車場が平面図上側のほうになりますので、2か所に新しい入り口を設けまして、公園利用者が休憩など利用しやすいようにしております。下段が2階の平面図になります。2階につきましては、法令等に伴う設備などの改修を予定しております。  8ページをご覧ください。旧野母崎福祉保健センターの現況の写真を添付しております。上段が恐竜博物館側から、下段が新しい一般駐車場側からの写真となります。  9ページをご覧ください。恐竜博物館の建築工事や周辺整備を含むスケジュール表を記載しております。表の下から3段目になります、旧野母崎福祉保健センターの改修につきましては、9月補正後、今年度末までに完了を予定しております。また、表最下段に公園管理棟などの撤去のスケジュールを記載しておりますが、公園管理棟につきましては、建物の老朽化や恐竜博物館周辺の景観、また、軍艦島の眺望を損ねるなどを考慮しまして、来年度当初予算で解体と広場整備を計上させていただき、令和3年10月までに整備を行いたいと考えております。管理棟以外ののもざき物産センターや野母崎ふれあい市場につきましても、建物の老朽化や景観、眺望を損ねるなどにより、管理棟と同じく令和3年10月までに解体したいと考えております。  現在、のもざき物産センター、野母崎ふれあい市場につきましては、地域のお土産や飲食、加工品、また農産物の販売などを行っておりまして、地域の活性化につながっておりますので、今後も地域には必要と考えております。その中で、地域団体におきまして、飲食・物販を提供したいとの要望もあっておりますので、地元の取組の中で機能を引き継いでもらい、旧野母崎福祉保健センターの休憩施設の中でできないかということで、地元と協議を行っているところでございます。  10ページをお開きください。周辺部の写真を添付しておりますのでご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 8 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 9 ◯深堀義昭委員 全体の集客がよければ32万人という報告をもらいました。全体図、駐車場その他の図面・写真等を見ても、全然載っていない施設があります。救急搬送をするヘリコプターの発着位置がどこを探してもない。救急車で来ても長崎市内から約45分。今頻繁に、大体2日に1回は医療ヘリが野母崎方面に出動しているという、私の携帯電話の記録があります。なぜ、こういう大きな施設、また医療機関との間が時間がかかるところに、医療ヘリの発着所がないのか、なぜつくらなかったのか、見解をお示しいただきたい。 10 ◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘のとおり、野母崎では救急ヘリ搬送が頻繁に行われております。その際に、野母崎診療所の周辺の広場等を活用していただいて、今運用していただいているという状況でございました。そういった中で、今回の整備の中で、私ども正直、このエリアの中にヘリポートをつくるという検討の必要性に至らなかったもので、正直申しまして市民健康部等との協議を行っていないというのが現状でございます。  そういった中で、今のご指摘を受け、車で恐らく5分程度で診療所のところまで行ける距離なんですが、新たにヘリポートが必要かどうかということは早急に検討してみたいと考えております。  以上でございます。 11 ◯深堀義昭委員 これ過疎地域で過疎債を使ってやるのに、道路にヘリコプターを下ろしているというのが大半なんです。診療所から要請があったものは、今所長がおっしゃるように広場に。ただ、この広場に着いたら周辺迷惑なんですよ。ヘリコプターの音が迷惑じゃなしに周辺はずっとほこりをかぶるんですよ。だから、それはもう診療所の判断で、どうしてもというときにはそうなります。  恐らく多いときには1日に2回ぐらい行っていますよ。それ道路で下ろすんですよ。今のおる人たちでそう。しかし、今後これが開園したり何だりすると、目標を年間32万人という数字を持ってやるのに、医療の1つの方法である医療ヘリを、これだけ膨大な土地と駐車場を持ちながら、行政施設がすぐ横にあるのに検討をしなかったという、人の命を何だと思っとんのか。これだけのお金を使うんだったら、駐車場の3個分ぐらいをきちんと整備すれば取れるじゃないですか。よそと検討しないで、長崎のもざき恐竜パーク条例はつくったんだけれども、示されている駐車場とかなんとかをつくるときに、予算審査を私はしていません。だから、前の委員でされたんでしょうけれども、検討しなかったということについて納得できないんですよ。ほかのところが協議するんじゃなしに、条例の施設の中での話。今からも解体をしようとするところも含めて設置をするのかしないのか。 12 ◯馬見塚南総合事務所長 公園再整備の中で、様々な法令的ないろんな条件をクリアしているかというところでいろいろ検討しております。例えば駐車場においても附置義務なのかどうなのかであるとか、そういったところを一通り検討した経過がございますが、誠に申し訳ございませんが、救急ヘリのヘリポートについては、そこは私どもが検討及ばなかったというのが正直なところです。  ところが、ご指摘のとおり今回過疎債も利用するという中で、この地域の特性を考えますと、今からということは非常に申し訳ないんですけれども、幸いフラットなスペースは芝生の広場でありますとか、エントランスホール周辺の板石を張る部分、そういったところがありますので、そういったところを使って緊急時のヘリポートのとしての対応ができるのかどうかも含めて、今からで申し訳ないんですが、早急に検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 13 ◯深堀義昭委員 ただ1つ条件を申し上げておきます。芝生の上は駄目です。それから、なるべくというよりも、泥の上にするとするならば、その場所についての面積についてはアスファルト舗装をきちんとやると。そうせんと、周辺がごみ・ほこりで大変なんです。だから、そういう場所を調べて、ヘリコプターが止まれるような、それまた旧Alega軍艦島も再開したらいろいろなことがあると。長崎から普通、救急車を呼んでも40分かかるんですよ。だから診療所で診てもらえるぐらいの患者たちは、まあいい。だから、手がかかるような患者さんは、診療所がヘリポートを要請しているんですよね。それは地域の今の状態。それ以上に年間30万人も幾らもという希望的な来客者を見込まれるとするならば、当然距離的なものを言っても、医療整備状況から言っても、地元で対応できる状況にあれば言いません。ないんです。緊急でその対策について協議されることを強く求めておきます。 14 ◯井上重久委員 長崎のもざき恐竜パーク指定管理者候補者選定審査会の関係で、まずお尋ねをします。  その前に、先ほどの緊急医療の関係、検討状況も含めて、昨日からこの長崎のもざき恐竜パーク条例、全体図の関係を、私は初めて拝見したという感じです。個別では恐竜博物館の考え方、あるいはその周辺の整備の考え方は、単発で話はお伺いをしておったような理解をしているんですけれども、この全体的な話がぽっと今回出て、条例としては長崎のもざき恐竜パークとしては可決をしました。これは全体的な関係で、先ほどの医療体制の充実の関係もご指摘がありましたが、この全体的な状況を庁内で十分連携をしてやったのかという疑問を感じております。それとあと、長崎県との関係も含めて、いろんな分野での長崎県との協議がされたのかというのも、少し気になっているところです。  そういう意味で、審査会の中身に入る前に全体的な話の横の連携がどうなっとったとかというのをお尋ねしておきたいと思います。 15 ◯馬見塚南総合事務所長 こちらの田の子地区の再整備につきましては、経過を申しますと、一度平成28年に地域の皆様とワークショップを開いて、このエリアをどのような活用の仕方をやるべきかということで、意見交換をさせていただいた経過がございます。その後、恐竜博物館のほうが先にこの地で建設をされるということで方向性を決めさせていただいてお示しをさせていただきました。これについては教育厚生委員会のほうで恐竜博物館の建物単体の部分ですが、そこをまず検討を進めさせていただいたという経過になります。そういった流れの中で、地元と検討された経過なども踏まえまして、従来は野母崎総合運動公園だったんですけど、ここをどのように再整備するかというところで、建設水道委員会のほうで検討を始めたというそのような経過がございます。  そういった中で、連携という点でおきますと、当然まずは教育委員会との連携が1つございます。それからこの敷地の中でもう1つ、軍艦島資料館がありますので、文化観光部との協議・連携、それから市民生活部所管の体育館がございますので、そちらを庁内で連携をしながら進めてきたという経過があります。それから、公園そのもの南総合事務所で管理をしておったんですが、公園という施設ですので土木部が所管をされていますので、そことの連携をして、庁内ではそのような横の連携をしながら、ここを公園という位置づけでいくのか、それを今回恐竜パークという形で一体的な施設なんですが、そういった形でどのようにするのかというのを関係部局と協議をして進めてきたという経過がございます。  もう1点、県との協議につきましては先ほどご指摘もあったんですが、いろんなここは県の自然公園になっていますので、その件での検討はさせていただいたんですが医療面での必置義務といいますかそういう部分では、私どももちょっと見当たらなかったもので、検討が漏れておったというところが正直なところでございます。  経過としては以上でございます。 16 ◯井上重久委員 地域経済活性化対策というようなことで高浜海水浴場、そして冒頭、頭の中にイメージあるのが長崎市南部の地域経済活性化のために、まず高浜アイランドを整備していこうと。その次に、この田の子地区なのか脇岬の手前のほうなのか、そういう構想があって、恐竜博物館は途中でぽんと入ってきた段階です。そういう意味での一連の流れの中で、それぞれの担当部署においては個別のいろんな整備も含めて取組をされてきております。  今、お話がありましたように、長崎市南部地域の地域経済の活性化のために、それは地域のいろんな連合自治会、あるいはまちづくり協議会、様々な団体で野母崎の活性化をしようという取組をやっている中でのワークショップもあって、その中から意見を聞きながらこういう全体図になってきたんだなというのを思いますけれども、今回、私ちょっと感じたとは、あらそうか、こういうふうになるのかというのが見て感じたとが、もうちょっとこれが1年ぐらい前にあれば、もっといろんな話ができたんじゃないかなというのを思ったところです。そういう意味ではこういう構想、あるいは考え方については、やはり適切な委員会での所管事項調査とか、まとめてこういう感じでやるんだよと。あるいはこれをもうちょっと前にもらっておけば、いろんなアイデアだって出てくるんじゃないかなと。議員の立場で、地域の代表の立場で出てきて、意見を申し上げられるんじゃないかなというのを感じましたんで、今、経緯についてお伺いしました。  そして指定管理者候補者選定審査会の関係ですが、委員の8名については、今、説明がありました。審査会は通常5名から10名。しかし今回は8名と。具体的な中身も構成メンバーについてはこういうことでということですが、8人で切っているので私は審査会は10人でもよかったんじゃないかなというのは思いました。  そこで、このスケジュールの中で審査会の実施というのがあります。来年の1月から審査会を行っていきますよということで、審査会というのは、基本的に何回程度考えられているんですか。 17 ◯大塚南総合事務所地域福祉課長 基本的に指定管理の審査会というのは、通常であれば約3回程度開きます。まずは委員を選定してお願いしたときに募集要項と審査の項目とかを決めていただく。今度は公募が開始されると、やはりそういった基準がいいのかというところを、もう1回精査をして本番の審査会に臨むということで、この1月の審査会というのはもう、相手方のヒアリングを受けるという意味の審査会でございますので、会合自体は3回、もしくは足りなければ4回というところでしております。一応開催の予算の中では報酬も含めて4回分の借り上げ料等を今計上しているというところで予定しております。  以上です。 18 ◯井上重久委員 審査会は4回程度考えておると。昨日の長崎のもざき恐竜パーク条例のときにも指摘があっていたように、この野母崎地区、いわゆる市南部地域、地域経済活性化の起爆剤として最後だぞというその心意気で臨むべきというご意見もされておりました。そういう意味では、大きなプロジェクトだなと感じます。今までは個別の恐竜博物館の建設、こういうもんだということをイメージしておりました。しかしこれだけの条例をつくって、3施設プラス周辺施設の管理運営をやっていくということになれば、これはもう普通の民間事業者では非常に難しいんじゃないかなと。要は専門分野の事業会社、あるいは集まってやるんじゃないかなというのも考えられるんですが、そこら辺の非常に今回のこの案件、将来的に地域経済の活性化を図る長崎のもざき恐竜パーク条例としては、審査会の中でもうちょっと十分論議をする機会があってでもいいんじゃないかなと。そこら辺の運営の仕方について、今弾力的、4回もあり得るという見解をいただきましたけれども、もうちょっとそこら辺を含めて見解をお聞きしておきたいと思います。 19 ◯大塚南総合事務所地域福祉課長 井上委員おっしゃるように、中身が整わない限りはやはり委員のほうからも、これで公募ができるのかというご指摘も受けると思いますので、場合によってはやはりそういったところの議論を何回か重ねてというのもあろうかと思いますが、まずはしっかり長崎市のほうが、こういう施設にしたいんだというのを委員にご説明できないといけないというのがありますので、地域の活性化をどうやっていくのかというのをきちんとご報告、ご説明できるような形で委員と臨んでいきたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯井上重久委員 審査会は4回。私も意見申し上げましたので、4回やるのならば、4回プラスアルファもぜひ頭の中に入れて審査会を開いていただきたいと思います。  ところで、この9ページを見まして、実は私も今日までのいろんな恐竜博物館の関係で、お金が幾らかかっとかなというのを精査したことがあります。それぞれ恐竜博物館の建築工事から、野母崎文化センターなどは、これは運営費というのかな、周辺の整備工事費含めて大体幾らぐらいかかっとですか。単体でこうやって予算審査をやっていますけれども、例えば恐竜博物館で幾らかかっとばいと、展示で幾らかかっとばいと、ここスケジュールのところに項目が記載されていますが、これに合わせて少し全体的な金額を教えていただければと思います。 21 ◯岡本恐竜博物館準備室長 まず、恐竜博物館の建設に係る総事業費の予算ベースをご説明いたします。  まず、建物の建築工事に係る部分が約12億5,000万円程度です。それから展示に係る部分が約3億1,000万円、それから標本の取得、これが約2億円、それから研究機器とか備品の購入等につきましては約1億5,000万円、その他設計とかそういうものを含めて1億9,000万円で、総事業費としては約21億円となっております。  以上でございます。 22 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 この中の3段目なんですけど、野母1号線道路改良工事が交差点も含めて1億5,000万円かかっています。恐竜パーク基本設計につきましては1,600万円、恐竜パーク駐車場整備、子ども広場整備等ということで周辺整備につきましては4億7,000万円です。下から3段目、今回審議していただいているのが7,900万円、その上の文化センターの外壁・屋根が7,800万円、解体ののもざき物産センター、野母崎ふれあい市場、公園管理棟撤去につきましては、今2,500万円程度を予定しております。この部分についてはくいとかが現在あるということで確認されていますんで、その部分のくいの撤去とかが出てくると思います。  私からは以上です。 23 ◯大塚南総合事務所地域福祉課長 運営費の見込みということでご質問あったかと思います。まだ積算は正確にやっておりませんので、今現在稼働している施設の予算上のものとで概算を、本当に大きな概算でございますが、今指定管理をしている軍艦島資料館と野母崎総合運動公園が指定管理委託料として、今約2,300万円を支出しております。野母崎文化センター野母崎体育館の直営経費のほうが1,500万円ということで、大体3,800万円程度を今施設として経費をかけている。これに、恐竜博物館はまだちょっと正式な積算はしていないんですが、同規模の御船町の恐竜博物館の運営費が約8,000万円と聞いておりますので、それを足した1億二、三千万円ぐらいをベースに積算をしていこうと今、考えているところでございます。  以上でございます。 24 ◯井上重久委員 今、こういう金額がかかるよという見解を言われた。私が6月議会終わって、そこら辺の恐竜博物館の総事業費が幾らかなというようなことで、いろんな部署に聞いた。そのとき、十五、六億円ぐらいやったかなというのも覚えているんですよ。議会報告の中でもそのくらいの金額で報告をしたんですけれども、今、全体事業費21億円、それぞれの改良工事を含めて、このスケジュール一覧で行けば30億円切るくらいの、やはり相当な税金投入なんですね。本当にこの地域、教育の関係も含めて、これは教育分野ですから、お金ば投資してどうのこうのというよりも、将来にやはり投資をするんだと。子どもたちに投資をするんだと。あるいは今地域経済の活性化のお話もしました。やはりこの二十七、八億円ある中で、後で結構ですから、今言うたやつはまとめて、1回教えていただければと思いますが、ここら辺は委員長にお任せをします。もうそれぞれの担当部でいろいろ説明があっておると思いますけれども、総務委員会の委員としてお願いをしておきたいと思います。  いずれにしてでも昨日の長崎のもざき恐竜パーク条例を含めて、最後の投資ぐらいの気持ちを持って、昨日も論議ありました。事前にもっと早くから、例えば修学旅行はもう1年前からやるわけですから、その周知、PR含めて、やはりもっとしっかりとやるべきだなというのを、昨日の条例、あるいは今日の中身を聞いて、質疑を含めて感じておりますので、特に教育分野含めて地域の経済活性化は最後なんだという強い気持ちを持って、本当にお互いの庁内の連携、そして長崎県とも十分協議をやって、ぜひ成功に導けるような方向性を示していただきたいということをお願いしておきます。  以上です。 25 ◯馬見塚南総合事務所長 ただいま、るるご指摘いただきました。ご指摘のとおり、総事業費が恐竜博物館の21億円に周辺整備も加えますと29億円、約30億円という形、大きなプロジェクトになってまいります。財源としましても、できるだけ有利な財源ということで過疎債も活用させていただきますが、地域の振興も担っておるということで、教育委員会と連携しながら、教育と地域振興という大きな目標に向かってしっかりと取り組んでいきたいと思います。  以上でございます。 26 ◯中里泰則委員長 ただいま井上委員のほうから資料請求があっておりますけど、委員会として請求するということでよろしいですかね。後ほどということでございましたので、委員会終了後でも構いませんので、なるだけ早い時期に、今の資料については配付をお願いしたいと思います。 27 ◯久 八寸志委員 野母崎田の子地区のほうの整備の中で、インフォメーションセンターを設置されるということでありました。インフォメーションセンターであれば、多分常駐の方をどなたか置いて対応をしていくということを想像するんですが、このインフォメーションセンターでどこまでの内容をそこでつくっていこうとしているのか、そこら辺について教えていただければと思います。 28 ◯大塚南総合事務所地域福祉課長 インフォメーションセンターの指定管理の業務としまして、やはり施設のご案内はもちろんのこと、野母崎を中心とした長崎市の魅力を発信、それとプラスして、昨日もちょっとご説明しましたが、地域の団体の方もインフォメーションセンターの中で直売とかをしていただけるというようなことで、本当の意味の地場の、本当にコアな情報というのはそういった方々が発信していただけるということで期待をしているところでございますので、やはり大きな長崎市の全体的なものから、本当にコアな地域情報までがここで発信をできないかと今検討しているところでございます。  以上でございます。 29 ◯久 八寸志委員 地元の発信は当然ながら、ぜひともどれだけのネットワークをやはりつくれるかというところの発信源にしていただきたいと思います。長崎駅も観光のインフォメーションセンターを、今度新しく開設をされます。情報の提供をするに当たっていろんなところとつながることが大事であると思います。話題性がありますので、そういった意味でもいろんなところの問合せがあります。例えば障害者の方からあるかもしれません。それとよくいう、カテゴリーでいうレベルのインフォメーションセンターの在り方を最終的に目指すぐらいいろんな全国の情報が入るぐらいの質の高いインフォメーションセンターも、そうすると例えば英語で話せる、そういった多言語化の話であったりとかいうことも出てくるかもしれません。最初の時点でどこまでをその中で展開をしていこうかというところは、非常に大事なところかなと思いますので、育てる意味でも発信の力というのはすごく大事なことになってまいりますので、ぜひともしっかり考えていただいて、それは多分、指定管理者の中でも出てくる話なのかなと思うので、あとはもうこの中でまた物販センターとか入っているみたいなので、その流れと、やはり指定管理の方々とのしっかりとした連携がどこまでつくれるかというのは、やはり肝になるのかなと思います。  それと、このインフォメーションセンターの件ですけど、恐竜パークの審査会に当たっての内容が審議必要な視点ということで、幾つか挙げられておりますけれども、これらの点についても今からもっと深めていかれると思いますので、ぜひとも、やはり民間の力を十二分に発揮できるような高い内容を引き出すような、そういった取組をこの中で、審議の中で見られるように引っ張り出せるような内容をお願いしたいと思います。あとはこれを審査する方々においての視点というのも、しっかりメンバーの構成の中身をお願いしたいと思いますのでよろしくお願いします。  以上です。 30 ◯野口達也委員 1つお尋ねをしますが、先ほど井上委員が言われたように、今回この恐竜パークの全体像というのを、初めて私たちもこの総務委員会で見たわけですけれども、これまではずっと建設水道委員会のほうでしてきたとかなと思います。この恐竜パーク基本設計・実施設計というところが、令和元年の7月から今年度の7月いっぱいか8月いっぱいでという中で進んできて、その結果で今日の後に出てくる内部改修の工事とか、それからこの9ページの表で言えば、下半分のところがこの実施設計に伴ってやっていくとやろうと思うとですたいね。  そういう中で、例えば今回のこの改修については実施設計とか基本設計の中で、何かこうもう変えんばいかんよというのは分かるんですけど、例えば今度、私が思うとばってん指定管理が出てくるですたい。公園全体ばするでしょう。公園全体ばしたときに、使い勝手の悪くなる可能性はなかとですか。私はその辺がちょっと心配かとさね。この基本設計、実施設計の中で動きながら、市のほうが独自にこの改修部分だけはさっき言いよったばってん入り口は下側、南側にあったばってん北側に置こうとしてきたのか、それともその辺も含めてコンサルか何か分からんばってん、その辺の話があったのか、その辺ばちょっと教えてくれんですか。 31 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 このスケジュールに書いてあります基本設計、実施設計につきましては、恐竜博物館の周辺の公園整備の実施設計と基本設計をやっています。今回の旧野母崎福祉保健センターの改修につきましては内部、私たちと建築部とかと協議をさせていただいて、最低限、壁もRCの壁でできていますんで、その中で構造的に取り外しできる部分とか、ここは構造的には取れないとかを協議させていただいて、現在のこういうレイアウト案を出させていただいている状況になります。  以上です。 32 ◯野口達也委員 お尋ねしますが、今さっき言われたインフォメーションセンター、これは、いつ、どこに、どういう形でというのは、いつはっきりするわけですか。 33 ◯馬見塚南総合事務所長 今回インフォメーションセンターとしての補正をお願いする形になったわけですが、その経過としましては、先ほど課長からもありましたが、当初恐竜博物館ができるということで、その前、運動公園、グラウンドだったんですが、そこを地元の皆さんと協議をする中では、恐竜だけではなくて子どもの広場が、やはりあったほうがいいということと駐車場を整備してほしいということで、子どもの広場と駐車場を整備するということでスタートした経過がございます。  それで平面的な整備をして、今の図面とほぼ変わらないんですが、そうしたときに地域の活性化をもたらすためには、子どもの広場と駐車場だけではお金が落ちないということで、そういった中で人がゆっくり滞在していただくインフォメーションセンターが必要じゃないかというのがその後に出てきて、それを新たにつくるとなると、かなり費用がかかるという中で、内部で検討させていただいた中で、今使われていないところを、それじゃ取り払われる壁だけを取って、まず整備しましょうということで、市の内部と地元と協議をして今回に至ったという経過でございます。  ですので、当初の段階では子どもの広場と駐車場の整備という形でスタートしたんですが、それにたまたま隣接していて使っていないところがあったので、そこを追加の事業でインフォメーションセンターとして整備するという経過になって、今回の補正になったという経過でございます。  以上でございます。 34 ◯野口達也委員 ただ、パークづくりはコンサルに投げたわけでしょう。投げとらんと。 35 ◯馬見塚南総合事務所長 コンサルに投げた時点で、その隣接する建物の活用とかは入れずに、運動公園の空いているスペースをどのようにレイアウトして配置するかという形でのコンサルの委託という形になっておりました。 36 ◯野口達也委員 いや、さっきから皆さんも一番大事な事業、大きな事業と、井上委員の質問に対しても言われていますよ。私ももうこれが最後ばいって昨日も言いました。そういうときに、長崎市は何か変なところにコンサルにぽんぽん投げてさ、恐竜博物館を含めた恐竜パークをつくりましょうっていう、こがん大きな事業で本当に大事かとに、この恐竜パークの全ての、これ恐竜博物館が中心になった恐竜パークづくりなわけですたい。それに、これまでの水仙公園があったりいろんなところがある。それの全体的な活用の仕方というか、その活性化というか、そういうところを私は投げかける必要があったとじゃなかとかなと思うとですたい。  いや、私こんなん言うたら失礼かとばってん、皆さんは、地元の人たちの声を聞きながらとよく言うよ。地元の人たちの声ば聞いて、今まで大きな事業でうまくいったためしはなかやかね。なかとばい。やはり活性化させるためには、地元の人たちのいろんな声を聞かんばいかんばってん、大きな事業の中でこうやろうでっていうとばつくっとって、そこの中に地元の皆さんこうやりましょうでっていうとばしていかんと、地元の皆さんの声だけば聞くということじゃなかやろうばってんやはりそれを主体にしてうまくいったためしはなかとやけん、しかもこういう、もう生命線をかけた大きな事業の中で、私はまだインフォメーションセンター、例えばここに地元の皆さんの農産物が今しよっけんって、これよかことですよ。そういうとがいつどの時点で、どのように配置するとかも含めたところでの指定管理になっとやろけん。だから、私はさっきいつできるとですか。指定管理の前ですか、後ですかって聞いたわけ。だからその辺が、私はどうも納得いかんとですよ。昨日の図にもありました、それぞれの個々の条例がありますっていうとと全く一緒で、個々のいろんなのは分かるばってん、全体ば含めたところでどう活性化ばしていくとかっていうところが、私には分からん。だからさっき聞いたとは、使い勝手の悪かごと、後からにならんとかっていうところです。本来ならば、恐竜博物館ここにありますよ、こういう動線がありますよ。動線はこうこう行きますよと。そこのところで当然調べてからつくって、考えてはおっとやろうばってん、そこにやはりプロじゃなかばってん、そういったコンサルのこれまで経験した部分の力が要ったっちゃなかとかなと。私はそれがなからんば、さっき所長が言うたごと、追加、追加、追加になっとじゃなかと。全体的なことがどうも私ははっきり見えてこんとですたいね。どがんですかね。 37 ◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘のとおり、今回のこの地域の整備というのは最後のチャンスということで認識をしておる中で、実際に当初この再整備をする段階では、やはりここの公園整備と、ご指摘のとおり様々な既存の施設がありまして、それをどのように一括的に整備するかという検討をしておったんですが、公園整備という切り口でスタートしたというのが正直なところです。そういった中で南総合事務所としては、これはやはり我々の最後のチャンスですので、いろんな部局と連携して経済の活性化につながる1つの施設としたいということで、水産農林部、商工部であるとかのもざき物産センターなんかもあるんですが、そういったところの調整も含めながら、今回のインフォメーションセンターの増設というところに至ったという経過でございます。  繰り返しになりますが、正直なところ、これは当初の段階になかった部分に追加でさせていただいたということで、それは一番最初から入れるべきではなかったかというご指摘はごもっともでございますが、そこに南部の地域振興のために必要という形で、後ればせではあるんですが、公園整備のこの機会にぜひ整備させていただきたいということでございます。  先ほどちょっと説明が足らなかった部分は、当初の公園整備という公園の配置という意味では、コンサルにはかけてなかったんですが、当然今回の整備をするに当たっては、今回のコンサルの描いた絵の中で、その配置に、より効果的な形になるようにという協議は、当然追加ではやっていますが、当初からここにインフォメーションを配置するというところも含めたコンサルの委託をしておらなかったということでございます。  手順としては、多少地域振興を最初から入れて一括的にやっていなかったというところは、反省点かとは思いますが、今できるところをしっかり取り組んで、連携をしながら最大限の効果を発揮していきたいと思っております。  以上でございます。 38 ◯野口達也委員 要は、最初は恐竜博物館は博物館として出てきたけれども、それに伴って公園整備もせんばいかんということがずっとつながってきた基本設計というか、基本構想というかな、そういう形になったということですたいね。それはもうそれで仕方なかと思うとるんですけど、やはり私はそういう恐竜パーク化ができた時点で、私はもうそこのところがもう一緒になって、やはり大きな意味でのもう一遍、仕切り直しをせんばやったじゃなかとかなと私は思うとっとですけど、もう進んでいっているのは仕方なかですけんが、ですからただ、やはりそういう中でとにかくもう、これはこれから先もう南総合事務所がこの恐竜パークとして頭持つとでしょうけんが、そうなったときに、もう南総合事務所が、もう本当に部局の中で責任を持って、頭を持って、もう教育委員会が何て言おうが、ほかの例えば土木部が言うたり、いろんなところが言うてきても、いいやって言うぐらいの、やはり自信を持って取り組んでくださいよ。もう私は、これは野母崎半島の人たちには、本当にこれが最後と思いますけんどうかよろしくお願いします。 39 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時7分=           =再開 午前11時16分= 40 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  次に、第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 41 ◯大串中央総合事務所長 それでは、第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費についてご説明いたします。  議案書は、30ページ及び31ページでございます。今回の補正は、住民記録系システム運営費において、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用実現のためのシステム改修費525万8,000円を計上しております。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づき中央地域センター所長のほうから説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 42 ◯藤田中央地域センター所長 それでは、中央総合事務所提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  委員会資料の1ページをお開きください。住民記録系システム運営費についてご説明いたします。1.概要に記載のとおり、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用を実現するために住民基本台帳法等の改正が行われ、戸籍の附票の記載事項に住民票コード等が追加されることに伴い、戸籍附票システムとのデータのやり取り等を行うために既存の住民記録システムの改修を行うものでございます。  2ページをお開きください。今回の改正の背景としまして、マイナンバーカードや公的個人認証は住民票を基礎としており、国外転出者が利用できないこと、官民のオンライン手続の多様化により、国外転出者についてもインターネット上で確実な本人確認を行うニーズが高まっていることなどが挙げられます。このため、本籍地で管理している戸籍の附票を個人認証の基盤として活用することで、国外転出者においてもマイナンバーカード・公的個人認証を活用したオンライン手続や本人確認書類としての利用が可能となります。
     恐れ入りますが、1ページにお戻りください。住民基本台帳法の一部改正に係る施行日は、デジタル手続法の公布日である令和元年5月31日から起算して5年を超えない範囲において政令で定める日と規定されており、現時点で施行日は示されておりませんが、システム改修に係る国庫補助金が令和2年度のみの単年度事業と示されたこと、システム改修に係る仕様の詳細が当初予算計上時には示されていなかったことから補正予算として計上するものでございます。次に、2.事業内容ですが、住民記録システムの改修に係る経費として委託料525万8,000円を計上しております。なお、このシステム改修に係る経費については3.財源内訳に記載しておりますとおり全額国庫補助となっております。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 43 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 44 ◯井上重久委員 住民記録系システム運営費の525万8,000円、これは国のシステムが変わったと、これは十分理解できます。これはこれでオーケーなんですが、参考までにマイナンバーカードの状況。これ今年度の予算計上のときに、長崎市として現状はこのくらいやっけん、このくらいまで頑張ってやらんばいかんねという意気込みの予算計上がありました。  今、その長崎市のマイナンバー取得の状況と、それから先日、新聞、マスコミを見よったら、国の取得状況が8月末ぐらいで、18%か、19%というような新聞報道がなされていますので、そこら辺を含めて状況だけ教えてください。 45 ◯藤田中央地域センター所長 マイナンバーカードの取得率ですけれども、7月31日現在で長崎市のほうで交付を行っている件数が7万6,220件、7月末現在の人口でのパーセントが18.45%となっております。同じ7月31日現在の全国の状況も18.45%で、今ちょうど同じような形になっております。 46 ◯井上重久委員 ありがとうございます。それぞれいろんな地域に出ていって、自前で取得向上策もされております。そして自治会の回覧で、その取得に向けた取組をやりますから日程をセットして持ち込んでくださいとか、いろいろな取組がされている中で、国とほぼ同じ状況というようなことで、やはり長崎市は目標設定はもっと高かったような気がしたんですよね。ごめんなさいね。  これはこれで評価をします。ただ、目標が高い中でいろんな取組をやるべきというのが考え方の1つに私はありますし、特に9月1日からマイナポイント、5,000円相当の分が国の関係で補助されると、非常に5,000円相当分のマイナポイントの申込みというのが、低調というたら低調ですよね。そういう意味でのマイナンバーカード取得の1つのきっかけになるものですから、ここら辺は賛否両論あろうかと思いますけれども、取得向上に向けた今後の取組含めて見解をお聞きしておきたいと思います。 47 ◯藤田中央地域センター所長 当初予算のときに、本当であれば申請サポート業務というのを委託して行いますという説明をさせていただいていたんですけれども、今般、この新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、実際にその業務委託の分を、今年度は見送りをしようかと思っています。それは、業務委託することは、しようと思えばできるんですけれども、なかなか当初の想定どおりの数というのが、申請が見込めないかなというところもありまして、そこはちょっと先送りにさせていただきたいと思っております。  ただ、今年7月に長崎県後期高齢者医療広域連合のほうから、マイナンバーカードの白紙の申請書を入れたお手紙が、後期高齢者の方に送付をされておりまして、そのお手紙をもらわれた方が実際に市役所のほうに来庁されまして、かなりの数来られたんですけれども、申請サポートというのを本館の玄関のところで今もやっているんですけれども、7月558件、8月781件と申請のサポートをさせていただいております。それと、マイナポイントの関係もあるかと思うんですけれども、郵送とかウェブの申請というのが7月はもう、合計になりますけど7,294件申請があっておりまして、8月は少し落ちますけれども4,574件申請があっております。  先ほど私が申し上げた7月末の交付率は、実際にもうカードをお渡しした数になるんですね。今、一生懸命頑張ってやっているんですけれども、密を避けながら、取りにきていただく方におはがきをコントロールしながら出している関係で、国とまだ同じぐらいの交付率となっています。今、届いているものを出してしまえば、ある程度数字も上がるのかなと思っております。8月から西浦上地域センター、東長崎地域センター、三和地域センター及び琴海地域センターでも月に1回日曜開庁をしておりまして、その4か所については事前の予約制で対応をさせていただいているところですので、今後もいろいろ工夫をしながら取り組んでまいりたいと考えております。 48 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時26分=           =再開 午前11時27分= 49 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第4款衛生費第1項保健衛生費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 50 ◯日向市民生活部長 第4款衛生費第1項保健衛生費第10目火葬場費につきましてご説明いたします。  予算説明書の34ページ及び35ページをお開き願います。第4款衛生費第1項保健衛生費第10目火葬場費、説明欄1.新火葬場整備推進費の基本構想策定費32万7,000円でございますが、これは昭和53年12月の全面建て替えから41年を経過している長崎市もみじ谷葬斎場の建て替えに関する基本構想を策定するための費用として計上しているものでございます。また、本事業につきましては、債務負担行為を設定しております。  予算説明書の64ページ及び65ページをお開きください。債務負担行為で翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額または支出額の見込み及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。上から2段目、新火葬場基本構想策定支援委託324万5,000円につきましては、火葬場の基本構想策定支援に係る業務委託の期間が令和2年度から令和3年度に及ぶことから、債務負担行為を設定しようとするものでございます。  事業の詳細につきましては、市民生活部提出資料に基づきましてもみじ谷葬斎場長から説明しますのでよろしくお願いいたします。 51 ◯坂下もみじ谷葬斎場長 それでは、市民生活部提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  資料の22ページをご覧ください。基本構想策定費32万7,000円でございます。昨日ご審議いただきました第122号議案「長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する条例」の説明と重複する部分もございますが、ご了承くださいますようお願いいたします。1.概要でございますが、本事業につきましては、長崎市もみじ谷葬斎場の建て替えについて、新しい火葬場として必要な規模や機能、設備などを多角的な見地から検討し、今後の建て替えの指針となる基本構想を策定しようとするものでございます。次に、2.事業内容でございますが、基本構想の策定に当たって、専門的な知見を有する方々などを委員とした審議会を設置し意見を聴取するとともに、職員が先進施設の視察を行いまして、今後の火葬場建設に向けての参考にしたいと考えております。3.事業費内訳でございますが、審議会の委員報酬、委員長日額8,700円、委員日額7,850円で、今年度内に2回の実施を予定しておりますので、2回分の15万9,000円、先進施設視察のための旅費として16万5,000円、その他審議会関連の事務費として3,000円の合計32万7,000円を計上しております。なお、参考として記載しておりますが、新火葬場基本構想策定支援委託として324万5,000円を債務負担行為限度額として設定することとしております。  恐れ入りますが、資料の24ページをご覧ください。基本構想につきましては、令和2年度から令和3年度にかけて2か年で策定することとしておりますので、基本構想の策定支援に係る業務委託の費用を債務負担行為限度額として設定するものでございます。  申し訳ございませんが、資料22ページにお戻りください。次に、4.財源内訳でございます。事業費32万7,000円の全てを一般財源としておりますが、葬斎場に係る決算総額を長崎市、長与町、時津町の1市2町の火葬件数で案分し、算出された金額から各町の住民が支払った使用料を差し引いた金額を火葬場費負担金としまして、決算年度の次々年度にいただいておりますので、この分につきましても、令和2年度の決算額となりますので、令和2年度の火葬件数で案分し、令和4年度に受け入れることとなります。なお、先ほどご説明いたしました債務負担行為分の財源内訳につきましても一般財源としておりますが、同様の考えに基づきまして、令和3年度分の決算額となりますので、令和3年度の火葬件数で案分し、令和5年度に受け入れることとなります。  資料の23ページをご覧ください。いずれも予定ですが5.基本構想策定までのスケジュール、6.新火葬場建設までの全体スケジュールを記載しておりますのでご参照ください。最後に、7.参考としまして、基本構想の構成(案)を記載しております。基本構想におきましては、もみじ谷葬斎場の施設の現況や火葬件数、建て替えの必要性、将来の火葬需要、必要となる火葬炉数、建て替えに当たっての基本的な考え方、建て替え時期、建設適地の検討などを整理しようと考えております。  なお、資料25ページから27ページには、参考資料といたしまして、長崎市もみじ谷葬斎場の概要、配置図、諸室の配置図を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 52 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 53 ◯井上重久委員 長崎のもざき恐竜パークの先ほどの予算審査の中でも確認をしたんですが、審議会の開催は2回というようなことで、基本構想策定までのスケジュールの予定でいけば、審議会の開催は1月から8月という、今回は補正の関係でこれだけと。また令和3年度に予算計上されると思うんですけれども、ここも含めてトータルで何回ぐらい審議会を開いていくのかというのが1つ。  それから、火葬場建設までの全体スケジュールの予定表が、基本構想の策定、審議会から含めて令和2年度、令和3年度、2年間でつくっていく基本計画。それから、PFI導入可能性調査。結果的に、今からすれば、新火葬場の供用開始はいつ時点を目指してスケジュール進捗していくのか、そこら辺2点お願いします。 54 ◯日向市民生活部長 まず、審議会の開催件数ですが、申し訳ありませんけど、昨日の条例の改正の際に出した資料には記載をしているんですけど、開催予定回数として基本構想で4回、それから基本計画4回ということで8回を予定しております。そのうちの、今回の補正で今年度が来年の1月1日から審議会を立ち上げるということで、2回の開催の費用を計上しております。  次に、23ページのスケジュールの件でございます。基本構想の策定、これを2か年でやるということで、その後基本計画を策定いたしますが、これもいろいろなご意見を聞きながらおおむね2年ぐらいかけて行いたいと考えております。その後、やはり現在地も含めまして、建設場所をどこにするのかというのが、ここが一番大事なところだと思います。そういったところに、やはり我々もしっかり、いろいろ適地を十分検討しながら決めていく必要があります。その内容によっては、この次の欄にありますように、いろいろな方への、周辺地域の住民の説明であったり、実際のそういった法律的な諸手続、用地買収等も時間も相当かかることも想定しておかなければならないと思っております。  そういったことから、こういった供用開始については、なるべく我々も取り組んでまいりたいと思いますけど、時間については相当な時間がかかるものだと思っておりますが、我々としてはしっかり取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 55 ◯井上重久委員 新火葬場建設までの全体スケジュールの概要、基本構想の策定に2年、基本計画に2年。一番大きな問題は建設場所の候補地と。ここが何年かかるかによって、また完成時期というのが大きく変わっていくと。基本的には建設工事も1年はかかるやろうというようなことで、早くて5年か6年が今の状況ですよね。  今回、審議会の設定を含め、議会の指摘でようやく動き出したというようなことでございますので、建設場所を含めて非常にタイトな状況もあろうと思いますけれども、やはり6年先には完成を目指すんだというぐらいの心意気を持って、ぜひ対応をしていただければということをお願いを申し上げておきたいと思います。  以上です。 56 ◯中村俊介委員 1点だけ確認をさせてください。先進施設視察という項目がありますけれども、これ委員が10名以内ということですけれども、旅費が16万5,000円ということですが、これってこの予算で足りる場所を視察するということですか。そういう理解でいいんでしょうか。 57 ◯坂下もみじ谷葬斎場長 この先進施設視察につきましては、審議会の委員ではなく、長崎市職員のほうが先進施設視察を行うことを想定して予算計上をさせていただいております。 58 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時39分=           =再開 午前11時40分= 59 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第9款消防費第1項消防費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 60 ◯北村消防局長 それでは、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」における消防局所管分についてご説明いたします。  予算説明書の44ページ及び45ページをお開きください。中段に記載の第9款消防費第1項消防費第2目非常備消防費の消防団員報酬におきまして660万8,000円の減額補正を、また、第3目消防施設費の【単独】消防車両等整備事業費、消防ポンプ自動車整備ほかにおきまして1,610万円の増額補正をそれぞれお願いするものでございます。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づきまして消防局総務課長からご説明させていただきます。 61 ◯松尾消防局総務課長 それでは、消防局提出の総務委員会資料に基づきご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。団員報酬660万8,000円の減額についてご説明いたします。1の概要ですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、長崎県消防ポンプ操法大会や長崎市総合防災訓練などの開催が中止となりましたことから、これらの大会等に参加を予定していた消防団員の費用弁償等を減額しようとするものでございます。2の事業内容をご覧ください。中止となりました行事等の一覧を表によりお示ししております。いずれも新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、それぞれの主催者の判断により中止となったものでございます。表の1段目、長崎県と公益財団法人長崎県消防協会が主催されております長崎県消防ポンプ操法大会につきましては、長崎市消防団からポンプ車操法の部と小型ポンプ操法の部にそれぞれ1チームが出場する予定であったため、その事前訓練参加者に対します費用弁償と大会当日の旅費、合わせて522万6,000円を減額しております。次に、表の2段目、公益財団法人長崎県消防協会と開催地である佐世保市主催の長崎県消防団大会につきましては、県内の消防団員が一堂に会し、県内消防団の情報交換等により消防団活動の活性化に資することを目的として毎年開催されているもので、大会に参加を予定しておりました正副団長及び被表彰者などの旅費32万3,000円を減額しております。続きまして3段目、総合防災訓練は、長崎市総合防災訓練及び壱岐市開催の長崎県総合防災訓練への参加を予定しておりました消防団員の費用弁償と旅費、合わせて89万5,000円を減額しております。下段の長崎県消防学校教育課程入校でございますが、大村市にございます長崎県消防学校で実施される予定でありました消防団員のポンプ操法教育課程等が中止になりましたことから、これらに要します入校経費16万4,000円を減額しております。  以上を合わせまして660万8,000円の減額を計上しております。3の財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  資料2ページをお開きください。次に、【単独】消防車両等整備事業費、消防ポンプ自動車整備ほかの1,610万円の増額についてご説明いたします。1の概要及び2の事業内容についてですが、国の補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、新型コロナウイルス感染症等の集団感染時における対応を充実させるため、現在購入後25年が経過する人員搬送車1台を代替更新するとともに、密閉式化学防護服3着及び担架兼用簡易ベッドを各消防署に6器ずつ計18器購入しようとするもので、事業費1,610万円を計上しております。次に、3の財源内訳でございますが、今回の補正分といたしましては、表の中段に記載のとおり全額臨時交付金を充当することとしております。  3ページをご覧ください。4に形状等として、今回購入しようとする車両等の形状及び運用イメージを掲載しております。(1)人員搬送車につきましては、現在保有しております人員搬送車が、緊急走行ができない仕様となっておりますので、今回代替更新に伴い、赤色警光灯及びサイレンを搭載しボディを朱色として緊急走行ができる消防車両の仕様にするとともに、感染防止のため運転席と後部座席を隔離するための間仕切りの設置や、座席シートを抗菌仕様とし、車内にオゾン除菌装置を搭載して対策を取ることとしております。イには、クラスターが発生した場所から医療機関までの運用イメージをお示ししております。(ア)現状は、傷病者の程度に関わらず、クラスターが発生した場所と医療機関を救急自動車で複数回往復して搬送する必要があり、救急自動車が不足することによる他の救急事案への遅延が危惧されますとともに、搬送に当たる救急隊員の感染リスクの増加が懸念されます。(イ)人員搬送車導入後においては、自力歩行が可能な傷病者は、人員搬送車で複数人を一度に搬送することにより、救急自動車による搬送と比較して往復する回数が短縮され、いち早く医師の監視下に置くことができることや、新型コロナウイルス以外の救急事案への影響の軽減、救急隊員の感染リスクの減少につながるものと考えております。また、資料には記載しておりませんが、感染症対策以外への活用として、交通事故等により多数の傷病者が発生した場合における一括搬送や平和祈念式典等の大規模な行事において熱中症等による傷病者の一時救護所としての活用を想定しております。また、土砂災害などマンパワーが必要となる災害現場への人員輸送、令和2年7月の豪雨災害時のように他県への緊急消防援助隊を派遣する場合などに使用することとしております。  4ページをお開きください。次に、(2)密閉式化学防護服につきましては、新型コロナウイルスなどの感染症や、ガス、液体、固体状の有害物質に汚染された区域から傷病者の救出や搬送を行う救急隊員の全身を二次感染等から保護できる、再使用可能な化学防護服となっております。下段に運用イメージとして、傷病者の搬送状況の写真を掲載しておりますのでご参照ください。  5ページをご覧ください。(3)担架兼用簡易ベッドにつきましては、新型コロナウイルスクラスター発生等の災害時に担架として多数の傷病者を搬送し、現場救護所に収容後は、そのままベッドとして活用できる担架と簡易ベッドの機能を兼ね備えた資器材となっております。下段に運用イメージを掲載しておりますが、クラスターが発生した災害現場付近に設置する現場救護所へ担架として傷病者を搬送し、そのまま簡易ベッドとして配置することができるため、傷病者を担架からベッドへ移す必要がなく傷病者の身体的負担を軽減することが可能となっているものでございます。  最後に、今回購入を予定しております資機材を活用した一連の活動についてご説明いたしますと、クルーズ船や事業所などで新型コロナウイルスのクラスターが発生した場合、施設内に進入する隊員は、4ページにお示ししております密閉式化学防護服を着装して感染防止を図りながら活動を行い、5ページにお示ししております担架兼用簡易ベッドを使用して、傷病者を現場救護所まで搬送いたします。その後、軽症者、無症状者につきましては人員搬送車で医療機関まで一括搬送するよう計画しております。  今後とも、これらの資機材を活用しながら、新型コロナウイルスへの対応を万全なものとしていきたいと考えております。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 62 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時49分=           =再開 午前11時50分= 63 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第10款教育費第7項保健体育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 64 ◯日向市民生活部長 説明に入ります前に、これまで紹介しておりません課長級以上の職員を紹介いたします。         〔職員紹介〕 65 ◯日向市民生活部長 それでは、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」、第10款教育費第7項保健体育費に係る市民生活部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は50ページから51ページでございます。第3目体育振興費、説明欄2.平和マラソン推進費の1.平和マラソン実行委員会負担金の補正額8,316万2,000円の減額につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、今年11月に開催予定でありました長崎平和マラソンの延期を決定したことから事業費を減額するものでございます。次に、第4目体育施設費、説明欄1.体育施設管理運営費の1.諏訪体育館運営費の補正額45万8,000円につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対応に係る運営経費の不足分を指定管理者に対し支出するものでございます。次に、第5目市民プール費、説明欄1.市民プール管理運営費の1.市民総合プール運営費の補正額1,983万5,000円及び2.市民神の島プール運営費の補正額629万円につきましても、新型コロナウイルス感染症拡大防止対応に係る運営経費の不足分を指定管理者に対し支出するものでございます。  詳細につきましては、関係課長から説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 66 ◯松尾平和マラソン推進室長 それでは、市民生活部提出の委員会資料に基づいてご説明させていただきます。  委員会資料のほうは28ページになります。第3目体育振興費のうち2-1.平和マラソン実行委員会負担金でございますが、予算額を8,316万2,000円減額するものでございます。1の概要ですが、被爆75周年の今年11月29日に開催を予定していた長崎平和マラソンについて、新型コロナウイルス感染症の影響により、平和マラソン実行委員会において、大会開催を当初予定日から1年程度延期することを決定したことから、本年度の事業計画及び事業費を見直したことにより減額を行うものでございます。次に、2の事業内容ですけれども、(1)の延期前の大会開催概要は記載のとおりで、(2)の事業計画の見直しでは、今年度が開催年度であったことから、11月の開催に向け着実に準備を進め大会を開催する予定でありましたが、大会延期を決定したことから、今年度は、令和3年度の開催に向け改めて大会開催日の設定を図り、引き続き準備を進めるとともに、参加料を入金いただいたランナーへの返金業務を実施することといたしております。(3)の補正内容としましては記載のとおりで、補正前の予算額1億1,015万1,000円から、今年度継続して実施する開催準備に係る経費と参加料返金に要する経費を除いた金額を減額するもので、3の財源内訳については記載のとおりでございます。  なお、次の29ページには1に大会へのエントリーの状況を、2には実行委員会の令和2年度の収支予算を参考として記載しておりますのでご参照いただきたいと思います。  平和マラソン推進室からの説明は以上で、引き続きスポーツ振興課長より説明をいたします。 67 ◯井スポーツ振興課長 引き続き、市民生活部提出資料の30ページをお開きください。諏訪体育館運営費についてご説明いたします。1.概要につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う利用者数、利用料金収入の減少に伴い、諏訪体育館において運営経費に不足が生じることが見込まれるため、不足する運営経費を指定管理者に支出するものでございます。2.施設状況ですが、諏訪体育館の指定管理者は株式会社ファーストスターで、指定期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日まで、休業した期間は令和2年4月20日から5月10日まででございます。3.補正予算額は45万8,000円を計上しておりますが、諏訪体育館の指定管理者は令和2年4月から変更しておりますので、不足額の算定に当たりましては令和2年度の積算額と見込みの差額を算定の根拠としております。(1)に記載のとおり、税抜の収入の差額Aが118万349円で、税抜の支出の差額Bが76万4,128円となりますので、不足額はAからBを引いた額に消費税10%を加えた額45万7,843円となります。  31ページをご覧ください。(2)には令和2年度の収支見込を、(3)には利用者数の推移を記載しておりますのでご参照ください。4.財源内訳につきましては、今回の補正額は全て一般財源でございます。  次に、資料の32ページをお開きください。市民総合プール運営費についてご説明いたします。1.概要につきましては、先ほどの諏訪体育館と同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、不足する運営経費を指定管理者に支出するものでございます。2.施設状況ですが、市民総合プールの指定管理者は、特定非営利活動法人長崎游泳協会で、指定期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日まで、休業した期間は令和2年4月20日から5月10日まででございます。3.補正予算額は1,983万5,000円を計上しておりますが、不足額の算定に当たりましては、過去3か年の平均と令和2年度の見込みの差額を算定の根拠としております。(1)に記載のとおり、税抜きの収入の差額Aが1,738万899円で、税抜きの支出の差額Bがマイナス65万260円となりますので、不足額はAからBを引いた額に消費税10%を加えた額1,983万4,274円となります。(2)には過去3か年の収支実績を、33ページになりますが、(3)には令和2年度の収支見込を、(4)には利用者数の推移を記載しておりますのでご参照ください。4.財源内訳につきましては、今回の補正額は全て一般財源でございます。  次に、資料の34ページをお開きください。市民神の島プール運営費についてご説明いたします。1.概要につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い不足する運営経費を指定管理者に支出するものでございます。2.施設状況ですが、市民神の島プールの指定管理者は西部ガス興商株式会社で、指定期間は平成30年1月6日から令和4年3月31日まで、休業した期間は令和2年4月20日から5月10日まででございます。3.補正予算額は629万円を計上しておりますが、不足額の算定に当たりましては市民神の島プールが平成30年1月6日オープンのため、平成30年度及び令和元年度の2か年の平均と令和2年度の見込みの差額を算定の根拠としております。(1)に記載のとおり、税抜きの収入の差額Aが493万2,053円で税抜きの支出の差額Bがマイナス78万5,551円となりますので、不足額はAからBを引いた額に消費税10%を加えた額628万9,364円となります。(2)には過去2か年の収支実績を、35ページになりますが、(3)には令和2年度の収支見込みを、(4)には利用者数の推移を記載しておりますのでご参照ください。4.財源内訳につきましては、今回の補正額は全て一般財源でございます。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 68 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 正    午=           =再開 午後0時59分= 69 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第12款公債費第1項公債費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 70 ◯片岡企画財政部長 第110号議案「長崎市一般会計補正予算(第10号)」、第12款公債費第1項公債費についてご説明させていただきます。  予算に関する説明書は54ページ、55ページでございます。第1目元金の補正額1億20万円を計上してございます。  詳細につきましては、企画財政部提出の委員会資料に基づき、財政課長からご説明させていただきますが、今回の補正につきましては、地方債の超過借入れに伴う繰上償還となってございます。今回の事例を受けまして、改めて庁内に文書で注意喚起を促したところでございますが、今後同様の事例を発生させないよう留意させてまいりたいと考えております。誠に申し訳ありませんでした。 71 ◯羽佐古財政課長 それでは、企画財政部提出資料の16ページのほうをご覧ください。第12款公債費第1項公債費第1目元金、事業名公債費元金の補正額は1億20万円を計上しております。1の概要につきましては、小学校及び中学校の空調設備整備事業に係ります令和元年度分の市債借入れについて、借入れ超過額が発生したため、繰上償還を行うものでございます。2の繰上償還につきましては、上のほうから、対象事業は小学校整備事業費及び中学校整備事業費の空調設備整備でございます。資金種別は銀行等引受資金、借入年月日は令和2年5月28日、借入額が小学校が8億1,910万円、中学校が3億640万円で、合計11億2,550万円となっております。繰上償還額は、小学校が6,670万円、中学校が3,350万円、合計1億20万円でございます。理由につきましては、既に借入れを行っていた平成30年度分の空調設備の実施設計費を令和元年度分の借入額に二重に算入したものでございます。償還方法は一部繰上償還となっておりまして、その予定日は令和2年9月下旬を予定しております。3の事業経過についてでございますが、平成30年10月から平成31年3月まで空調設備の実施設計を行い、これに係る市債を令和元年5月に借り入れておりました。また、空調設備の整備工事は令和元年度に予算を繰り越し、令和元年9月に工事が完了した後、令和2年5月に市債の借入れを行いましたが、既に借入れ済みであった実施設計費を二重に算入したものでございます。4の財源内訳でございますが、全て一般財源となります。  説明は以上でございますが、今後、地方債の借入れに当たりましては、業務の重要性や求められる正確性などを再確認し徹底してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 72 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 73 ◯深堀義昭委員 これは、職員が悪かとではないんじゃないの。あれは、市単独予算でやるということで、先に計上をしたんだよ。それで前の教育長はそれをやらないと。そのかわり、その代わった教育長がやりたいということで、市単独予算でもっていう形でやって、そしてその後に、全国一斉に国の後追いで補助事業に上がったということになってきてという背景があって、間違うたわけではなしに、ごたごたしたがゆえに、そういう手違いが起こってきて、それを市の担当職員がどうしたこうしたっていうような形だけで整理しちゃ私はいけないと思う。同じようなこといっぱいあっているじゃないですか。だから、一つ一つをきちんと精査して、その担当職員が悪かったというようなことでごまかさないで、事務的手続に不慣れのために、指導者が悪かったんですと、指導者が謝らなければいけないと私は思います。見解を質します。 74 ◯片岡企画財政部長 確かに財源の組替え等がございまして、その事務の錯綜した部分での、この二重借入れとなったことについては、確かでございます。  そういった意味で、私ども、あるいは所管の部局も含めて、これしっかり確認してやらなきゃいけなかった部分でございまして、これは担当が悪かったとかいう話でも、所属として企画財政部全てにおいて、やはりチェックの漏れといったものがあったことによって発生したものと認識しておりますので、これは市としておわびさせていただいたというところでございます。  以上でございます。 75 ◯野口達也委員 今年度の5月に借り入れた分ば返すということでしたよね。これは公債費の元金ということで1億と20万円上がっていますけど、これ利息はどがんなっと。
    76 ◯羽佐古財政課長 今回、繰上償還いたします資金は、銀行から借り入れているものになりまして、その借入利率は0.11%となっております。したがいまして借り入れた令和2年の5月から、繰上償還予定日の9月末までで仮に試算をしますと、おおむね3万8,000円程度の利子をお支払いする必要が出てくるという状況でございます。  以上でございます。 77 ◯野口達也委員 今、深堀委員からもありましたけど、とにかく職員を責めるわけじゃなかですけれども、やはり預金利子はまだまだ安かわけたいね。1億円預けても、例えば1年預けて1万円か2万円ぐらい。貸付のほうは、やはりお金は高めになっけん、やはりそういうところもないと金利はまだ安かでよかばってんが、それと早う見つけたけん、よかったですけど、やはりそういう面を十分注意してお願いしたいと思います。 78 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  ここで、審査日程についてお諮りいたします。 〔審査日程について協議した結果、本議案につい て、他の委員会が審査中のため、一旦中断し、こ の後予定している第135号議案以降の審査を順次 繰り上げて行うことに決定した。〕 79 ◯中里泰則委員長 理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時7分=           =再開 午後1時8分= 80 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第135号議案「過疎地域自立促進市町村計画の変更について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 81 ◯片岡企画財政部長 第135号議案「過疎地域自立促進市町村計画の変更について」、ご説明させていただきます。  議案書は69ページから73ページでございます。本議案は、令和2年度から新たに実施する予定としております市内全域での超高速インターネット環境整備事業について、有利な財源である過疎対策事業債を活用するため、長崎市が定める過疎地域自立促進計画に追加する必要がありますが、計画の変更に当たりましては、過疎地域自立促進特別措置法の規定により議会の議決を要することから提案させていただいたものでございます。  内容につきましては、都市経営室の担当主幹からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 82 ◯志岐都市経営室主幹 それでは、企画財政部提出の委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。初めに1.過疎地域自立促進特別措置法についてご説明いたします。まず、(1)目的でございますが、この法律は、人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域について、総合的かつ計画的な対策を実施するために必要な特別措置を講ずることにより、これらの地域の自立促進を図り、もって住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の是正及び美しく風格ある国土の形成に寄与することを目的としております。次に、(2)過疎地域の要件でございますが、過疎地域は、法で定める人口要件と財政力要件に該当する区域となります。その下、(3)に記載のとおり、長崎市の過疎地域は旧伊王島町、旧高島町、旧野母崎町及び旧外海町の4地域でございます。これらの地域は、合併以前から過疎地域に指定されており、合併があった場合の特例として、過疎地域市町村を含む合併があった場合、合併が行われた日の前日に過疎地域であった区域は、合併後も過疎地域とみなすとされている、いわゆる一部過疎でございます。次に、(4)過疎地域自立促進市町村計画につきましては、過疎地域の市町村が、議会の議決を経て定めることができることとされており、既に定めた計画を変更する場合においても、軽微なものを除き議会の議決が必要となります。また、(5)過疎法に基づく財政支援措置に記載のとおり、この計画に基づき実施する事業は、国庫補助事業における補助割合の特例や、有利な地方債であります過疎対策事業債の充当といった特別措置の対象となります。なお、イに記載しております過疎対策事業債の充当率は原則として100%で、元利償還金の70%が普通交付税で措置されることとなっております。  次に、2ページに(6)として、過疎対策事業債の対象施設及び対象事業について記載しておりますのでご参照ください。  3ページをご覧ください。2.過疎地域自立促進市町村計画(過疎計画)の変更についてご説明いたします。まず、(1)変更内容でございますが、今回は高島地区、野母崎地区及び外海地区に係る過疎計画について、令和2年度から新たに予定している超高速インターネット環境整備事業を追加するため、変更を行おうとするものでございます。なお、伊王島地区につきましては整備済みであるため、今回の変更には含まれておりません。今回、国の第2次補正予算において高度無線環境整備推進事業が拡充され、市町村が希望する全ての地域が補助対象となり、また、補助裏について、地方創生臨時交付金、さらに過疎債及び辺地債も充当可能とされております。また、過疎債に関しては、令和2年度から光ファイバー等整備特別分が創設され、優先的に配分されることとなっております。次に、(2)事業の概要についてでございますが、昨日ご審議いただきました第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」において総務部が説明した内容と同様でございます。(ア)未整備地区は記載のとおりですが、そのうち過疎地域は下線を引いております外海地区、高島地区、野母崎地区でございます。  4ページをお開きください。(キ)財源内訳でございますが、2)予算計上額の16億310万6,000円のうち、国庫支出金として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を12億2,920万6,000円、地方債を3億7,390万円充当することとしております。この下に、このうち過疎地域に係るものを記載しており、過疎債については2億8,710万円でございます。ページの一番下に過疎地域の内訳を記載しておりますが、このうち高島地区につきましては、過疎債より有利な辺地債で今回予算上計上しております。なお、辺地債、過疎債ともに県による配分枠がございますので、高島地区については、過疎債の活用も可能となるよう今回変更するものでございます。  5ページには超高速インターネット未整備地区を、6ページから12ページには、過疎計画の新旧対照表を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 83 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 84 ◯深堀義昭委員 見解を質しておきますが、過疎債は来年の3月で切れるんですよね。これは、この事業に限って予算の執行があるの。これを今出すということは、総務省が過疎債の延長を認めたということなの。事業そのものが1年で終わらないという説明だったんですよ。 85 ◯羽佐古財政課長 今、ご指摘ございましたように、この事業については令和2年度、令和3年度ということで、令和3年度までかかる事業となっておりますが、過疎債の取扱いとの関係で申しますと、あくまでも令和2年度中に過疎債の同意を取りまして、令和2年度の過疎債の枠ということで使わせていただくと。決して国のほうが過疎債の延長を認めたとかそういったものではございません。令和2年度分の過疎債として位置づけられるということになっております。  以上でございます。 86 ◯深堀義昭委員 令和2年度内に終了する事業のみが、過疎債の運用を適用する。事業は2か年にわたるけれども、令和2年度末までの事業完成のみが過疎債の運用を適用するということでしょう。 87 ◯羽佐古財政課長 すみません。説明が足りておりませんでした。過疎債の取扱いについては同意、昔で言うと許可ですけれども、同意については令和2年度までに取る必要があるんですけれども、事業の繰越しが認められるということで、そこについては国のほうからお話を伺っているところです。 88 ◯深堀義昭委員 過去の例と違うよ。恐竜博物館のときに、10月までその事業がかかると。だから、今の法律で3月までだけれども、10月に完成するまで延長を認めてもらえませんかと言うたら、あんた何ば言いよっとねと。法律がそんげん延ばせるはずなかやかねと。だから前倒しで行けるところまで行きなさいと。その後の3月以降に、約2億円ぐらい事業費が恐竜博物館は足らないんですけど、そのためにもほかの補正、起債を何か考えますからというて、昨日議論しよったらついたように言うから、総務省に見解を質したらついていませんと。後のは2億円の分はまだ事業中ですから、その過疎債もこれで終わったという形になっていないんでついていませんと。という事務次官の秘書の話ですよ。だから恐らく令和2年度以内に終わる部分までしか認められないわけでしょう。ということで令和2年度までに終わったものについては補助対象たい。それ以外のやつは、今のところ法律がないわけよ。それで今年度の新規予算までに法律が上がれば、新規予算の中に入れ込んで、来年度以降の過疎債の運用ができる。ただ、過疎債自体は恐らく通ると思うんですよね。しかし今、説明があったように、長崎市の分の外海であるとか、野母崎であるとかいう一部過疎については、もう時限立法ですから、議員提案の議案が通らない限りは、前のときに話をしてみて怒られたんで、それは成り立たないと思うんですよね。昨日は、地域活性化事業債が75%のどうのこうのと職員が言うから、勝手なことを言うなと言うて今朝調べた。そしたらついていないと。だから、やはりどうなのかな、2億円もするお金がつかないとなってきたときに、相談も何もないじゃないですか。こういうときになったらどうするんだということ。そしたら、昨日のあれをぶり返すわけじゃないけれども、極端なことを言うと一般財源でやらざるを得ないのよ。そしたら今度の場合でも一緒、どこまでやって、これ事業自体が2か年またがっているわけよ。これは法律と違うて、総務省はそれを指摘しているわけ。だから、いろいろな予算の補助メニューの枠は使っていいですよということで、辺地債とかなんとかというのもあるわけや。もしもというときには、恐竜博物館みたいに何か裏の補償をちゃんとありますよということじゃない限りは、ほかの財源を時間が来たら充てると。それじゃなかったら、もう一般財源を出すということを説明してくれなければ、何か聞きよれば、その過疎債がこの事業の終了まであるような捉え方をせざるを得ない答えになっていると私は思うよ。 89 ◯羽佐古財政課長 確かにご指摘の部分ございますけれども、令和3年度まで事業がかかる場合に、2種類あるかと思うんですが、その2種類といいますのが、令和2年度中に既に契約まで済んでいますと。契約まで済んだ上で繰り越すものと、あとは契約が済んでいなくて、いわゆる未契約で繰り越すものと、両方繰越しもございます。今回のこの超高速インターネットの分ですとか、恐竜博物館の建物の本体の部分につきましては、いずれも令和2年度までに契約済みになっていて、つまり国の捉え方としては、もう令和2年度までに事業が着手されていると。その部分については過疎債が令和3年度にまたがっても認めますよということになっております。  ただし、深堀委員おっしゃるように、恐竜博物館のうちあと残り2億円の分が、そこ展示設計の部分が残っておりますけれども、そちらについては全くまだ未契約の状態でございますので、令和3年度に新たに着工する分は認められませんよというのは、もうおっしゃるとおりでございます。そこの財源のところが、先ほどおっしゃられたのは、恐らく地域活性化事業債のことを言われていると思うんですが、その部分については、もちろん事前に国がこの分を充てさせるとかいう担保を取ることはできませんので、そういうことにならないように、まずはもう過疎債の新たな過疎地域自立促進特別措置法の制定と一部過疎の延長といったところについて取り組んでいきたいと考えておりますし、おっしゃるように、そういったところがかなわなかった場合には、その財源としては一般財源というところも可能性としてはあると考えております。  以上でございます。 90 ◯深堀義昭委員 見解の違いですから、私が許可するわけじゃないんであれですが、疑わしきものは予算計上のときに確認をしてきちんとしなければ、だから私はこのインターネットの部分については、総務省自身は2か年事業なんです。補助のメニューの中に過疎債の部分は、もうあと時間がないですよと。それが通りかかって、その令和の期日内に契約だけって、何のための法律かと怒られたんだから、はっきり言うて契約だけというのは私は成り立たなかったと思うんですよ。そして法律も今からつくるんだから。それにもし至らなければ、ほかの起債を完成させるためにつけるから、前倒しで仕事をしてくださいというのが過疎債の所管のきちんとした整理だったと。  だから今おっしゃるように、この超高速インターネットの工事のために、今契約しておれば2年間の事業費だから、後の分も過疎も使うていいんですよというのは、私は疑わしいと思うわけ。これ法律が通れば継続ですから何でもないんですよね。だから、その前のときには、ほかの起債で何とか面倒を見るから、なるべく仕事だけは急いでさせなさいという指導だったと思うんですよ。だからそこの意見は、やはり施行する市役所との意思疎通というか、見解をきちんとまとめておかなければ、金の出どころが違ってくるよ。 91 ◯羽佐古財政課長 今、るるご指摘いただいた部分は、もうそのとおりの部分がございますけれども、例えば合併特例法に基づく合併特例債につきましては、これについては国に、ちゃんと見解を確認をしたところなんですが、それについては繰越しは認めないと言われています。ただし、今ご議論いただいています過疎債については、そこについても繰越しができるかできないかというのは、財源上私どもにとっても非常に重要な問題でございますので、長崎県に対してもですし、長崎県を通じて国のほうに繰越しの可否についてきちんと確認をとった上で、そこは可ということで見解をいただいておりますのでご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 92 ◯佐藤正洋委員 ちょうど今それを聞こうかと思ったんですけど、分かりました。繰越しはオーケーですよということで、県との確認が取れておるということですから、それは了とします。  しかしこの過疎債についても、枠があっとじゃないかなと思っとるとですけど、申請さえすれば、幾らでも8億円も10億円もいいんですよということになるのか、そこら辺の感覚はいかがでしょうか。 93 ◯羽佐古財政課長 今ご指摘がございましたように、確かに過疎債、この後にご議論いただく辺地債についても国の枠というものが、補助金と同様にございます。令和2年度の状況で申しますと、全国的に、まず令和2年度までで過疎地域自立促進特別措置法が切れるという状況にございますので、かなりの駆け込みの需要があっているということと、今ご議論いただいていますこの超高速インターネットの分に、過疎債を国としては別に取り分けて予算をつけると言っているものですから、通常の過疎債の枠が大分いじめられていて、具体的に数字で申しますと、今年大体19億円の過疎債を長崎市は要望しておるんですが、今5億円ぐらいカットされている状況です。率にして約3割弱ですね。この部分、まだ今後各事業の不用額ですとか全国的に出てまいりますので、2次要望、最終要望ということで一定金額については過疎債の同意をいただけるんじゃないかと考えておりますけれども、今、委員からご指摘があったように枠がございまして、今年は特にちょっと厳しい状況になっているというところでございます。  以上でございます。 94 ◯佐藤正洋委員 今、話があっているとおり、今度もう年度末で終わるわけですから厳しい状況になっとる。駆け込みは多いと思いますし、この超高速インターネットを新たに入れておるから、なおさら増えてくると思うんですよ。  そういった中で、今までに、例えば今年、この超高速インターネットは別にして、長崎市で、過疎債を使った事業というのがあっておるかどうか。 95 ◯羽佐古財政課長 令和2年度の過疎債の活用状況でございますけれども、今回の補正予算を含め、過疎債については予算ベースでですけれども22億円。先ほど申しました今の要望状況は、まだ途中までですので19億円を要望しているんですが、予算ベースでは22億円の過疎債を活用したいということで予定をしております。 96 ◯佐藤正洋委員 そうすると、今まで3億円ぐらいの予定をしておったということでよろしいんですか。この超高速インターネットを除いて、今までやってきよったこと。今この新たに超高速インターネットを入れて、これが幾らって、今ここに出ておるだけですよね。ですからそれを除いて、例えばもう今年の当初予算あたりで幾らかというとで分かるんじゃないんですかね。そういう事業をやっとるかどうかということです。今までこの超高速インターネット以外のとでやってきておるはずですから。 97 ◯羽佐古財政課長 すみません。今、当初予算時の資料というのはちょっと持ち合わせていないんですけれども、先ほど申しましたように、令和2年度の過疎債の予定額としては22億円、この超高速インターネットの分を入れて。それでこの超高速インターネットの分が大体3億円ございますので、超高速インターネット以外の分で18億円が当初予算とこれまでの補正の部分で予定をしている過疎債の額ということになっております。 98 ◯佐藤正洋委員 それは事業費で18億円ということですね。そうすれば、それの補助が幾らあって、残りの過疎債が幾らなのかということをちょっと聞きたかとですけど。過疎債を幾ら予定しておるかということを。 99 ◯羽佐古財政課長 すみません、私が先ほどお答えしたその数字が、過疎債をベースにした数字を申し上げておりました。事業費ベースでは、把握をしていないんですけれども、過疎債の充当率は100%でございますので、基本的には先ほど申し上げました令和2年度の過疎債の予定額が22億円ということは、事業費もほぼそれに、それよりちょっと大なりになるとは思いますけど、その程度の事業費になるかと考えております。  以上でございます。 100 ◯佐藤正洋委員 いや説明は分かるんですよ。ただ22億円の割当てが既にあっとったということに理解してよろしいんですか。そんなあるんですか。22億円の内訳はどうなっとるんですか。 101 ◯羽佐古財政課長 主な内容でございますけれども、1つが恐竜博物館整備事業の分で約10億円、それから先ほどご議論もいただいていました田の子地区の再整備事業の関係で約5億円、主な内容としましてはそういった内訳になってございます。 102 ◯佐藤正洋委員 分かりました。ただ、そういうとが、今度はしわ寄せをそっちに来るという可能性があるわけですね。先ほど来から説明あっとるとおり全体枠が例えば19億円が5億円減ったとか今言われたけど、そういうことで、そっちのほうの事業が圧縮されてしまえば、何にもならんわけですね。超高速インターネットのほうは完全に上乗せしてもらわなければ、そっちのほうが進まなくなってしまうから、先ほどから話があっているとおり過疎債の分が幾らでもあるわけじゃないわけですから。そうした場合にこの財源の組替えというのが当然必要になってくるし、ほかの起債を借りたり、あるいは先ほど話があったように一般財源でやるしかないということになってくるわけですけど、そのようなことを理解しとってよろしいんですか。財源がこのままいかなかったら組替えをして、事業はもうしなくちゃいけないわけですから、事業を延ばすわけにはいかんわけですから。そういう考えでいいですか。 103 ◯羽佐古財政課長 ご指摘のとおり、過疎債の枠がその2次要望ですとか最終要望ですとか、まだチャンスはあるんですけれども、そこでもかなわなかった場合には、過疎債は充当率100%で交付税70%という、もうものすごく有利な財源なんですが、そこまではいかないまでも、少しでも有利な起債ということで公共事業等債ですとか、ほかに充てれるメニューがまだございますので、そういったところを工夫しながら、できるだけ市の真水負担額を圧縮して対応していきたいと考えております。 104 ◯深堀義昭委員 言葉を整理せんば。今、佐藤委員がおっしゃっているのは、もう当初、使っているものについては影響ないんだよ。もう執行している部分については過疎債は影響ないんですよ。今しよっとは影響なかと、さっきの答弁も聞いておれば。〔発言する者あり〕違うさ、ここに取っとるやかね。 105 ◯中里泰則委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後1時36分=           =再開 午後1時37分= 106 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。 107 ◯佐藤正洋委員 財源のことは分かりました。そういうことで、さっきも言いましたようにこの財源の起債が削られたから事業がストップするということがないように、これはもうぜひ超高速インターネット、どこでもやるということで国の方針ですから、財源のことで事業がストップしたりなんかすることがないように財源は財源として十分充当してほしいと思います。 108 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第135号議案「過疎地域自立促進市町村計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 109 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第136号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」から第144号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」までの、以上9件を一括議題といたします。  理事者の説明を求めます。 110 ◯片岡企画財政部長 第136号議案から第139号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」並びに第140号議案から第144号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」を一括してご説明させていただきます。  議案書は75ページから114ページでございます。いずれの議案も、令和2年度から新たに予定しております市内全域での超高速インターネット環境整備事業について、有利な財源である辺地対策事業債を活用するため、辺地計画の策定もしくは変更を行うものでございます。  まず、第136号議案は外海地区の扇山辺地、第137号議案は同じく外海地区の上大中尾辺地、第138号議案は琴海地区の赤水辺地、第139号議案は同じく琴海地区の脇崎辺地の辺地に係る公共的施設の総合整備計画を新たに策定しようとするものでございます。次に、第140号議案は野母崎地区の木場辺地、第141号議案は外海地区の池島辺地、第142号議案は琴海地区の尾戸辺地、第143号議案は高島地区の高島辺地、第144号議案は琴海地区の形上辺地に係る計画を変更するものでございます。計画策定及び変更に当たりましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、議会の議決を要することから、議案を提案させていただいたものでございます。  内容につきましては、都市経営室の担当主幹からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 111 ◯志岐都市経営室主幹 それでは、企画財政部提出の委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  資料1ページをお開きください。初めに、1.辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の概要についてご説明いたします。まず、(1)目的でございますが、この法律は、辺地を包括する市町村について、当分の間、当該辺地に係る公共的施設の総合的、かつ計画的な整備を促進するために必要な財政上の特別措置等を定め、辺地とその他の地域との間における住民の生活文化水準の著しい格差の是正を図ることを目的として制定されております。(2)定義のア.に記載のとおり、辺地とは、交通条件及び自然的、経済的、文化的諸条件に恵まれず、他の地域に比較して住民の生活文化水準が著しく低い山間地、離島、その他のへんぴな地域、とされております。具体的には政令で定められておりますが、まず、(ア)人口要件といたしまして、地域の中心を含む5平方キロメートル以内の面積の中に、50人以上の人口を有することとされています。この場合の地域の中心は、括弧書きで記載のとおり当該地域で宅地3.3平方メートルの価格が最高の地点となります。次に、(イ)へんぴな程度の基準といたしましては、地域の中心からバス停、学校、郵便局、役所等までの距離や諸条件を点数化した辺地度点数を算定し、この点数が100点以上であることとされております。また、イに整備の対象となる公共的施設を記載しておりますが、辺地とその他の地域との間における住民の生活文化水準の著しい格差の是正を図るため、最低限必要な道路や下水処理のための施設などとされております。  次に、2ページをお開きください。(3)総合整備計画につきましては、市町村が議会の議決を経て定めることができることとされており、既に定めた計画を変更する場合も同様となります。(4)財政上の支援措置でございますが、この計画に基づいて実施する事業には、有利な地方債であります辺地対策事業債を充当できることとなっております。充当率は、原則として100%で、元利償還金の80%が普通交付税で措置されることとなっております。  次に、3ページをご覧ください。2.長崎市内の辺地の状況でございます。令和2年4月1日現在、辺地計画を策定している5辺地に、今回策定予定の4辺地を加え、9辺地を一覧表にしたものでございます。  次に、4ページをお開きください。3.辺地に係る公共的施設の総合整備計画(辺地計画)の策定及び変更の概要についてご説明いたします。(1)策定及び変更内容でございますが、令和2年度から新たに予定しております超高速インターネット環境整備事業の財源として辺地債を活用するため、辺地計画の計画期間が終了している4辺地について新たに計画を策定し、当該事業を追加する5辺地について計画の変更を行うものでございます。次に、(2)辺地名でございますが、ア.計画策定は記載の4辺地、イ.計画変更は記載の5辺地でございます。(3)事業の概要につきましては、先ほどと同様でございますが、5ページをご覧ください。(キ)財源内訳でございます。2段目の表でございますが、うち、辺地に係るものを記載しており、辺地債は真ん中の欄8,680万円でございます。  次に、6ページでございます。辺地ごとの内訳を一覧表にしております。恐れ入りますけれども、議案書の77ページを併せてお開きいただけますでしょうか。扇山辺地の総合整備計画になりますが、この77ページの表、辺地計画の様式と記載要領につきましては総務省令で定められているものでございます。今回のように事業主体が民間事業者の場合、議案書77ページの表の特定財源の欄、390万4,000円でございますが、こちらには、市が負担する経費以外の額を記載することとされております。この額につきましては委員会資料6ページの上から4行目が扇山辺地となりますが、この一番右の欄、事業者が直接受領する国庫補助額390万4,000円となります。同様に、議案の一般財源の欄、958万7,000円は、委員会資料6ページの上から4行目の真ん中ほどの予算計上額2)958万7,000円と同じ額となります。各議案における辺地計画の額につきましては、このような記載となっておりますのでご了承をお願いいたします。  改めまして、委員会資料の7ページをお開きください。7ページには超高速インターネット未整備地区を、8ページからは辺地の位置図で、8ページに高島辺地、9ページに野母崎地区の木場辺地、10ページに外海地区の扇山辺地、上大中尾辺地及び池島辺地、11ページに琴海地区の赤水辺地、脇崎辺地、尾戸辺地及び形上辺地を掲載しております。  また、12ページから16ページには、変更となる辺地計画の新旧対照表を掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 112 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 113 ◯佐藤正洋委員 またお尋ねします。さっきと同じようなことですけど、辺地債のほうは先ほど説明があったとおり、私の知っている範囲では、一番、起債で有利な起債ですね。さっきの過疎債は70%ですけど辺地は80%と、もうこれが一番ですけど、これを使うのは当然、財政の担当としては有利な財源ですから当たり前と思います。  ただ、さっき言ったように、既にもう今まで、この辺地債を使って事業をしておる、例えば琴海で言えば尾戸の上下水道とか、あるいは道路とかありますけれども、そういったものの、さっきも言いましたけど、そういったところへのしわ寄せが来るんじゃないかというのが一番の心配ですけど、そういうことはないわけですかね。 114 ◯羽佐古財政課長 ご指摘の部分については、この辺地対策事業債についても過疎債と似たような状況がございまして、まだ辺地債はかなり規模が小さいというところもございますが、こちらについては令和2年度の要望額が今1億1,000万円しておりますけれども、2,000万円程度、今カットされていまして、国の内示としては、カット率は約2割程度になっています。  今回、超高速インターネット分で新たに上乗せして辺地債を要望しても、これがつくという保証がございませんので、そこはちょっと状況を見ながらになるんですが、過疎債を併用できるところについては、先ほどご説明しましたように、過疎債については特別分ということで国が財源を用意していますので、場合によってはその、先ほど言われたように辺地債は80%の交付税措置、過疎債は70%ということで実入りは辺地債のほうがいいんですけれども、そこについては辺地債が厳しいとなったときは過疎債に振り替えて、過疎債が駄目な場合は、ほかの財源というのはちょっとなかなかないと思うんですが、その場合はもう一般財源で負担をして、その辺地債の枠がないということをもって、その事業の執行ができないとか、そういうことにはならないように考えております。  以上でございます。 115 ◯佐藤正洋委員 分かりました。そういうことで事業が推進されることを期待しておるわけですけど、やはり例えば離島であれば、離島振興法で持って財源の裏口があるわけですね。ですからそっちのほうは、やはり離島は離島の財源を使う、過疎は過疎地域自立促進特別措置法でもって財源の裏口があるわけですから過疎地域自立促進特別措置法を使う、辺地は辺地のこの財源を使うというように、例えば今度の超高速インターネットであれば、要するにこれは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金といったものを使っていくとか、もちろん使うわけでしょうけど、そういった趣旨に合った使い方をしていくのが、一番ベターだと思うんですけど、そこら辺の考え方はどうですか。 116 ◯羽佐古財政課長 今ご指摘のとおり、離島、過疎、辺地、それぞれメニューがございますので、原則としてはそちらのほうから財源を充てていくべきだと考えております。 117 ◯佐藤正洋委員 その財源内訳は、あなたたちの事務職の判断でいいわけですけど、それからこの辺地債のほうですが、地域がずっとこう決まっとるわけですけど、これから少し外れるというところもあるわけですよ。そういったところも、ほかのメニュー、あるいは一般財源でカバーしていただかなければみんなに行き渡らんわけですけど、そういう考えをお持ちか確認をしたいと思います。 118 ◯志岐都市経営室主幹 今回、琴海地区で4辺地、上げさせていただいておりますけれども、もともと長崎市全体で今回9辺地でございます。もともとは10辺地ございまして、琴海地区でございますと桂山辺地というものがございます。ここにつきましては、今回整備の対象としては、もちろん長崎市全域を整備するということですので、整備の対象区域にはもちろんなっているわけでございますけれども、桂山辺地につきましては、起債の発行単位10万円単位でございますので、人口案分で今回、各辺地の整備費を算出をしております。  そうしたことで、辺地債の額を算定したときに10万円に満たなかったものですから、今回桂山辺地については辺地計画の策定は行わず、別の財源で整備を行うというようなことでしております。  以上でございます。 119 ◯佐藤正洋委員 そういうことで、この辺地の地区から外れても整備はしていただくということで確認をしておきたいと思いますし、繰り返しになりますけれども、前、今まで決めて推進してきよった辺地債事業は、ぜひこれを圧縮することがないように、それでこの辺地債がどうしても、先ほど説明があったように割当てが来なかったという場合には、例えば合併特例債であるとかほかの財源を使って、そして事業の推進、よそと一緒に整備ができますように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
    120 ◯片岡企画財政部長 この財源の問題というのは非常に大事な話だと考えております。こういった計画をつくるときに、まず一番有利な財源が充てられるように、こういった形でつくらせていただいております。一つ一つの個別事業にとって一番いい財源は何かと。そのときに例えば高島であれば、両方使えるんですけれども辺地債のほうが有利であるということで、一旦辺地債を上げさせていただいております。  ただ、先ほどから申しておりますとおり、例えば過疎債であれば19億円が5億円カットされて14億円弱しか今、実際にはついておりませんけれども、2次要望で取ったりとか、あるいはそれが駄目だったらほかのものを使うと。そういった意味で、市全体の財源の中で最適になるというか、一番有利な財源模索をして財源を充当しながら事業を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 121 ◯深堀義昭委員 お尋ねをいたしますが、池島辺地、池島の過疎債を含めてこれ上がっているんですよね。これトータル、申請ができる規模があったから申請をするんでしょうけれども、125名の住民しかいない。そして今なお病気療養であったり子どものところに行っとったり、それで100名を切ってしまっている。小中学校はあるように書いてあります。登録としてはあります。生徒おりません。そしてこの3月以降、年度が終わると一定の人口がまだ減る予定だという推測をいたしております。こういうときの行政の、全体的にわたってその1つの集落という考え方で、行政サービスを何人ぐらいまで、こういう辺地債とか過疎債を充てて、こういう将来にわたる整備をする基本の考え方からいけばどうなんですかね。完全にもう採算が合わない、交通についても採算が合わない。食料品を運ぶにしても採算が合わない、ガソリンスタンドも閉まったと。1つの都市形態がなくなってしまう状況。もう最低基準というのは行政、何かこの財政を運営する上で定められたものがあるのかな、ないのかな。 122 ◯片岡企画財政部長 例えば今回、超高速の光のインターネットの環境を整備しようということで、決して多くない集落の部分もきちんと引いていこうとはしております。と申しますのが、逆にこの光を引いておくことによって、サービスを提供するときに、例えば情報通信サービスであったり、あるいは医療のサービスであったり物流サービスであったり、そういったサービスをするときに、そういったことで池島にも住民は住んでおられますし、そういった意味で、こういったサービスをするための基盤として、これは引いておくべきと考えてございます。特に何名以下になったからというところではなくて、現状としてはここも対象として引いていきたいと考えてございます。  以上でございます。 123 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  討論、採決は議案ごとに行います。  まず、第136号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について(扇山辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第136号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」言う者あり〕 124 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第137号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について(上大中尾辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第137号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 125 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第138号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について(赤水辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第138号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 126 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第139号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について(脇崎辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第139号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 127 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第140号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について(木場辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第140号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 128 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第141号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について(池島辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第141号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 129 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第142号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について(尾戸辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第142号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 130 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第143号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について(高島辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第143号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 131 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第144号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について(形上辺地)」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第144号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 132 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時4分=           =再開 午後2時16分= 133 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  第110号議案の審査を再開いたします。  次に、歳入の審査に入ります。  なお、歳入につきましては、各款ごとに審査したいと思います。  第12款地方交付税について、理事者の説明を求めます。 134 ◯羽佐古財政課長 それでは、第12款地方交付税について説明させていただきます。  予算説明書16ページ、17ページの上段のほうをご覧ください。第12款地方交付税第1項地方交付税第1目地方交付税の第1節地方交付税、説明欄の1.普通交付税3億9,428万7,000円の減額につきましては、令和2年度の交付額が決定したことに伴い、計上するものでございます。普通交付税につきましては、年間の見込額を332億8,000万円、現計予算額を327億3,033万1,000円としておりましたが、令和2年度の交付額が323億3,604万4,000円と決定いたしましたので、差額の3億9,428万7,000円を減額するものでございます。  説明は以上でございます。 135 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第16款国庫支出金について、理事者の説明を求めます。 136 ◯羽佐古財政課長 次に、第16款国庫支出金について説明させていただきます。  予算説明書は16ページ、17ページの中段、あわせまして、企画財政部提出の補正予算総括説明資料の20ページから22ページをご覧ください。第16款国庫支出金46億4,897万8,000円のうち、25億6,242万8,000円につきましては、今回補正予算の特定財源で、差額の20億8,655万円につきましては、今回補正予算の所要一般財源として計上するものでございます。第16款国庫支出金第1項国庫負担金第1目民生費国庫負担金第1節社会福祉費負担金、説明欄の1.障害者福祉費負担金1,175万4,000円につきましては、障害児通所給付費に係るものです。次に、第4目災害復旧費国庫負担金第1節公共土木施設災害復旧費負担金、説明欄の1.道路橋りょう河川等災害復旧費負担金2億7,413万7,000円につきましては、道路災害復旧費及び河川災害復旧費に係るものです。次に、説明欄の2.都市計画施設災害復旧費負担金4,669万円につきましては、公園災害復旧費に係るものです。次に説明欄の3.漁港災害復旧費負担金2,001万円につきましては、漁港災害復旧費に係るものです。次に、第2項国庫補助金第1目総務費国庫補助金第1節総務管理費補助金、説明欄の1.地方創生推進交付金5,078万6,000円の減額につきましては、事業の見直しに伴います、東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致推進費、東京オリンピック・パラリンピック聖火リレー等実施費及び平和マラソン実行委員会負担金に係るものです。次に、説明欄の2.新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金43億1,244万4,000円のうち、22億2,589万4,000円につきましては、補正予算総括説明資料の20ページ中段のながさきウェルカム推進費から21ページの中段の高等学校に係る家庭学習用通信機器整備費までの24事業に係るものです。この新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、限度額が51億1,744万7,000円と示されておりますが、今回の補正予算までに計上した30億3,089万7,000円との差額20億8,655万円につきましては、これまでに行ってきました市独自の緊急経済対策に充当していた財政調整基金の取崩しの一部を減額することとしております。次に、説明欄3.一般管理費補助金366万6,000円につきましては、市民活動センター施設整備事業費に係るものです。  次に、第2節戸籍住民基本台帳費補助金、説明欄の1.戸籍住民基本台帳費補助金525万8,000円につきましては、住民記録系システム運営費に係るものです。  次に、第2目民生費国庫補助金第2節児童福祉費補助金、説明欄の1.児童福祉総務費補助金534万9,000円につきましては、児童福祉等施設整備事業費及び児童福祉等施設整備事業費補助金に係るものです。次に、第3節生活保護費補助金、説明欄の1.生活保護費補助金1,073万円につきましては、保護施設等新型コロナウイルス感染症対策費及び救護施設職員慰労金支給事業費に係るものです。次に、第4節原爆被爆者対策費補助金、説明欄の1.原爆被爆者保健福祉施設費補助金955万円につきましては、原爆被爆者養護ホーム職員慰労金支給事業費に係るものです。  最後に、第3目衛生費国庫補助金第2節清掃費補助金、説明欄の1.ごみ処理費補助金17万6,000円につきましては、新東工場建設環境影響評価費に係るものです。  説明は以上でございます。 137 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第17款県支出金について、理事者の説明を求めます。 138 ◯羽佐古財政課長 それでは、第17款県支出金についてご説明いたします。  予算説明書は18ページから19ページの中段、あわせまして総括説明資料の22ページの中ほどをご覧ください。第17款県支出金2億804万5,000円につきましては、いずれも今回補正予算の特定財源でございます。第17款県支出金第1項県負担金第2目民生費県負担金第1節社会福祉費負担金、説明欄の1.障害者福祉費負担金587万7,000円につきましては、障害児通所給付費に係るものです。  次に、第2項県補助金第2目民生費県補助金第2節児童福祉費補助金、説明欄の1.児童福祉総務費補助金128万2,000円の減額につきましては、児童福祉等施設整備事業費及び児童福祉等施設整備事業費補助金に係るものです。次に、第5目商工費県補助金第1節商工費補助金、説明欄の1.観光費補助金120万円の減額につきましては、事業の見直しに伴う長崎帆船まつり事業共催費負担金に係るものでございます。次に、第6目土木費県補助金第2節河川海岸費補助金、説明欄の1.河川改良費補助金5,250万円につきましては、自然災害防止事業費に係るものです。次に、第9目災害復旧費県補助金第1節農林水産施設災害復旧費補助金、説明欄の1.農業用施設災害復旧費補助金6,350万円につきましては、農業用施設災害復旧費に係るものです。次に、説明欄の2.林業施設災害復旧費補助金8,865万円につきましては、林業施設災害復旧費に係るものです。  説明は以上でございます。 139 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第19款寄附金について、理事者の説明を求めます。 140 ◯羽佐古財政課長 それでは、第19款寄附金についてご説明いたします。
     予算説明書は20ページから21ページの2段目、あわせまして補正予算総括説明資料は23ページの上段をご覧ください。第19款寄附金32万5,000円のうち25万円につきましては、今回補正予算の特定財源で、差額の7万5,000円につきましては、今回補正予算の所要一般財源として計上するものでございます。第19款寄附金第1項寄附金第5目災害復旧費寄附金第1節農林水産施設災害復旧費寄附金、説明欄の1.農業用施設災害復旧費寄附金32万5,000円のうち25万円につきましては、農業用施設災害復旧費に係るものでございます。  説明は以上でございます。 141 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第20款繰入金について、理事者の説明を求めます。 142 ◯羽佐古財政課長 次に、第20款繰入金についてご説明いたします。  予算説明書は20ページから21ページ、あわせて、補正予算総括説明資料のほうは23ページの中ほどをご覧ください。第20款繰入金11億3,741万7,000円の減額のうち、160万1,000円につきましては、今回補正予算の特定財源で、差額の11億3,901万8,000円の減額につきましては、今回補正予算の所要一般財源として減額するものでございます。第20款繰入金第2項基金繰入金第1目財政調整基金繰入金第1節財政調整基金繰入金11億3,901万8,000円の減額につきましては、今回減額する所要一般財源として繰入金を減額するものです。また、第12目クスノキ基金繰入金第1節クスノキ基金繰入金1,258万4,000円につきましては、「長崎クスノキプロジェクト」推進費に係るものです。また、第15目こども基金繰入金第1節こども基金繰入金459万3,000円の減額につきましては、事業の見直しに伴う子どもゆめ体験費に係るものです。  最後に、第20目教育基金繰入金第1節教育基金繰入金639万円の減額につきましては、事業の見直しに伴う学校文化行事開催費に係るものです。  説明は以上でございます。 143 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第22款諸収入について、理事者の説明を求めます。 144 ◯羽佐古財政課長 次に、第22款諸収入についてご説明いたします。  予算説明書は22ページから23ページ、補正予算総括説明資料のほうは23ページの下段をご覧ください。第22款諸収入3億9,551万4,000円のうち3億6,289万2,000円につきましては、今回補正予算の特定財源でございまして、差額の3,262万2,000円につきましては、今回補正の所要一般財源として計上するものでございます。第22款諸収入第5項雑入第3目雑入第6節保険料個人負担金2,000円につきましては、ながさき住みよ家リフォーム補助金に係るものです。第20節退職手当負担金還付金3億7,858万6,000円につきましては、財政調整基金積立金に係るものです。第24節事業助成金2,771万3,000円のうち490万9,000円の減額につきましては、事業の見直しに伴う子どもゆめ体験費に係るもので、差額の3,262万2,000円につきましては、当初予算で計上しておりました市民会館施設整備事業費の財源として、スポーツ振興くじ助成金の交付決定があったことから、歳入のみの補正予算を計上するものでございます。次に、第27節各種参加費96万円の減額につきましては、事業の見直しに伴う子どもゆめ体験費に係るものです。次に、第31節東京オリンピック・パラリンピック関連事業費負担金1,526万9,000円の減額につきましては、事業の見直しに伴う東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致推進費及び東京オリンピック・パラリンピック聖火リレー等実施費に係るものです。次に、第48節伝統芸能観覧桟敷使用料95万5,000円の減額につきましては、事業の見直しに伴う長崎くんち踊り会場運営費に係るものです。  最後に、第64節その他639万7,000円につきましては、水産業費における国・県支出金等返還金に係るものです。  説明は以上でございます。 145 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第23款市債について、理事者の説明を求めます。 146 ◯羽佐古財政課長 それでは、第23款市債についてご説明いたします。  予算説明書は24ページから25ページ、あわせまして補正予算総括説明資料の24ページをご覧ください。第23款市債17億1,539万4,000円のうち、第10目臨時財政対策債8,494万4,000円及び第11目減収補てん債7億8,890万円を除く8億4,200万円につきましては、今回補正予算の特定財源であり、それぞれの事業ごとに国庫及び県支出金並びにその他の特定財源がある場合はそれを差し引いた残りの経費に、特定財源がないものは当該事業費に、それぞれの起債メニューの充当率を掛けて計上しております。第23款市債第1項市債第1目総務債第1節総務管理債、説明欄の1.財産管理債450万円につきましては、市有財産保全事業費に係るものです。次に、説明欄の2.地域振興債7,900万円につきましては、野母崎田の子地区再整備における離島・過疎地域振興対策事業費に係るものです。次に、説明欄の3.情報システム推進債3億7,390万円につきましては、高度無線環境整備推進事業費補助金に係るものです。  次に、第2目民生債第2節児童福祉債、説明欄の1.児童福祉総務債170万円につきましては、児童福祉等施設整備事業費及び児童福祉等施設整備事業費補助金に係るものです。次に、第4目農林水産業債第1節農業債、説明欄の1.県施行事業費負担債760万円につきましては、農業費負担金の自然災害防止事業費に係るものです。次に、第6目土木債第1節道路橋りょう債、説明欄の1.道路橋りょう新設改良債950万円につきましては、道路新設改良費に係るものです。次に、第2節河川海岸債、説明欄の1.河川改良債1,750万円につきましては、自然災害防止事業費に係るものでございまして、説明欄2.県施行事業費負担債2,250万円につきましては、河川海岸費負担金の急傾斜地崩壊対策事業費に係るものでございます。  総括説明資料は25ページをご覧ください。次に、第8目教育債第1節中学校債、説明欄1.学校建設債2,470万円につきましては、中学校整備事業費に係るものです。次に、第6節市民会館債、説明欄の1.市民会館総務債5,500万円につきましては、市民会館施設整備事業費に係るものです。次に、第9目災害復旧債第1節農林水産施設災害復旧債、説明欄の1.農業用施設災害復旧債3,150万円につきましては、農業用施設災害復旧費に係るものでございまして、説明欄の2.林業施設災害復旧債4,460万円につきましては、林業施設災害復旧費に係るものです。次に、第2節公共土木施設災害復旧債、説明欄の1.道路橋りょう河川等災害復旧債1億3,680万円につきましては、道路災害復旧費及び河川災害復旧費に係るもの、説明欄の2.都市計画施設災害復旧債2,330万円につきましては、公園災害復旧費に係るもの、説明欄の3.漁港災害復旧債990万円につきましては、漁港災害復旧費に係るものでございます。次に、第10目臨時財政対策債第1節臨時財政対策債、説明欄の1.臨時財政対策債8,449万4,000円につきましては、今年度の臨時財政対策債の発行可能額が55億9,549万4,000円と決定したことに伴い、当初予算計上額の55億1,100万円との差額を補正するものでございます。  最後に、第11目減収補てん債第1節減収補てん債、説明欄の1.減収補てん債7億8,890万円でございます。これは、普通交付税と関連するものでございますが、本市の市民税・法人税割などの課税実績額が地方財政計画において国が見込んだ税額である推計基準税額、この額が普通交付税の基準財政収入額となりますが、これを下回った場合はその差額について、翌年度以降3年間かけて普通交付税で分割交付を受けるか、あるいは当該年度に減収補てん債を発行し一括して清算するかの2つの方法が認められております。今回は、その差額が大きかったため減収補てん債を発行し対応をしたいと考えたものでございます。  説明は以上でございます。 147 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時35分=           =再開 午後2時42分= 148 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する総括質疑を行います。何かございませんか。 149 ◯野口達也委員 井上委員からの資料要求で、地域振興費のところで、恐竜パークの部分で新たな資料を出していただきましたけれども、ここの一番下に、既存施設の管理経費やけん公園の部分での管理経費と思うとですけど3,800万円。2)に、他都市類似博物館ということで、熊本県の御船町の管理経費、約1億円があるわけですけど、従来の施設といえば公園の施設の部分だけやろうと思うとですけど、長崎のこの恐竜博物館を含めたところでの恐竜パーク内での管理経費というと、大体計算はできとっとですか。 150 ◯馬見塚南総合事務所長 お手元に資料を配付しておりますとおり、現在、指定管理の費用等は、るる試算、検討しておるところですが、今日お手元に配っておりますのは、未確定の要素としましては恐竜博物館がございますので、そこが額も一番大きくて、いろんな不確定の要素もたくさんありますが、そこについてはお示しのとおり、類似の施設ということで御船町の費用が年間で約1億円と伺っていますので、そこをお示しさせていただいておるところです。  それ以外の経費については、現在の運営経費は記載のとおり約3,800万円という形になっておりますが、こういったものと先ほどの1億円が1つの参考にはなるかと思いますが、そういったものを加えまして、その中でどういった経費が共通経費といいますか、さらに見直しができる部分かどうか、そういった精査を今している段階ということで、明確に幾らという数字がお出しできないという状況で、そのような資料の提出をさせていただいている状況です。  以上でございます。 151 ◯野口達也委員 ということは、指定管理がまだ決まっとらんけんが出せないんじゃなくて、まだ計算途中ということで理解してよかわけですか。 152 ◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘のとおり、指定管理の公募の前だということもございますので数字は控えているというところもありますが、さらに精査も加えております。できるだけ地域の活性化にも貢献できるような施設にするために、どのような運用をすべきかということで精査をしておりますので、そういった意味で積算自体もまだ進行中ということと両面からの意味がございます。  以上でございます。 153 ◯野口達也委員 この恐竜パークについては、条例のところでそれぞれ個別条例があって、それでまとめたところで恐竜パーク全体の条例があるということで、どこが頭をすっとねと言ったら南総合事務所という話をお聞きをしとっとですが、私、企画財政部長にお尋ねですけれども、これは、やはり私は、こんな言うたら失礼かけど総合事務所というとやはり出先やろうと私は思うとですね。そこに出先の仕事ばしながら、現場でも仕事をしながらこういうとばまとめんばいかんというとは私はおかしかと、そしたら本庁は何のためにあっとかって私は思うとですが、私たちの会派で、あそこの福井県立恐竜博物館に行きました。あそこは、指定管理じゃなくて県が直接しよっとですよね。あそこは県の何課かは忘れたけど、結局そこが独立したんですね。恐竜博物館が独立してメインになってしよる。恐竜パークを含めてよかと思うけど、やはり長崎市もそこまでしていかんばいかん。そんだけの熱意ば持って、やはり長崎市もやっていかんば。今までの、あぐりの丘も子ども施設にしよるばってんが、今までのあぐりの丘とか、あがんところと一緒になってしまうとじゃなかと。私はもうそこが一番心配かとですよ。そいけんが、やはりやるとであれば本当に腹据えて、ここに恐竜博物館準備室かな、室長もおられますけど、私はやはり本庁で持っておかないといかんと思うと。そこが教育委員会になるとかどうかは分からんけどね。そうせんば、南総合事務所が何かあって、それはPRどこですっとですかって、それは文化観光部ですって。恐竜博物館のメインはどこですかって、教育委員会ですって。そこがばらばらになってしまうたい。私はそれで、南総合事務所が中心になるとは、その周りの公園の整備が中心ですよって、なっとじゃなかとかなと。もうそれが気がかりでどうしようもなかと。昨日から、私は南総合事務所に何回もお願いするばってん、やはりこれは長崎市の野母半島の活性化の一番大事な、私は事業だと思うとです。そしたら、やはりこれは腹据えてやらんばいかん。そしたら総合事務所1つに預けるというのは私はおかしかと思うとですよ。そこのところは企画財政部長がやはりあれやろうけん、総務部長もおるばってん、その辺でどがんですか。 154 ◯柴原総務部長 条例のご審査をいただいたところでもいろいろご意見とかご指摘があったと認識しております。  今、野口委員お話ございましたように、所管の筆頭が南総合事務所ということで、恐竜博物館につきましては教育委員会、あと野母崎文化センターがありますので、そこも教育委員会の所管と。それから軍艦島資料館がございますんで、これは文化観光部の所管ということで、3部局がそこに関係所属としてあるわけなんですけれども、これは昨年の稲佐山の一体管理のときも、当時の環境経済委員会でも、結局はその責任が明確にならんのじゃないかというようなご指摘もいただく中で、あの施設につきましては筆頭になるところが中央総合事務所ということにしておりますけれども、今回の恐竜パークにつきましては、やはり地域振興という意味合いを非常に大きく持っておりますので南総合事務所が、これ組織としては出先ということではなくて1つの部局という位置づけを、しっかり事務分掌条例でしておりますので、そこの地域振興という役割の意味合いを大きく取って筆頭の部局になるということでございますけれども、その稲佐山のときもご議論ございましたように、結局、じゃどこが窓口になるのかというところと、責任を持ってどういう体制でやるのかというところがご指摘ございまして、そこを明確にするために、やはりしっかり内規といいますか、要綱などでどこがどういう役割かというのをしっかり分かる形にして取り組んで曖昧にならないようにすることが必要かと思いますので、これしっかり役割を明確にして、地域振興、これはもう本当に野母崎にとって、市の南部地域にとって核になるということになろうかと思いますので、そういった振興に期するように取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 155 ◯野口達也委員 私はもう野母崎半島の起爆剤というか活性化の一番の題材と言うたけれども、私は、当然野母崎半島もそうやけど、これが長崎市の全体の中でも一番大事な事業と思とるんです。一番南の果てまで県内、県外からお客さんば持ってくっとやけん。そういった意味ではやはり、稲佐山を例に出されましたけど、稲佐山は今までロープウェイがあったりいろんな運営をしてきたじゃなかですか。そいけん分かっとっさ。恐竜博物館は今度初めてすっとやけん。さっき言うたごと、長崎市のやはり一番大きな起爆剤になっとやけん。ならせんばいかんと。そういった意味では、私は本当に腰据えんばいかんと思うとっとですよ。それが南総合事務所、1つの部局と言うばってん、南総合事務所南総合事務所管内しかせんとやけん。長崎市内を活性化する1つの大きな起爆剤になると思うんけん、そこのところは、みんなでやはりやっていかんと。今20万人、あと12万人プラスして32万人と言うばってん、私はそんなもんじゃなかと思うとさ。あの南の果てに、やはり県内、県外からお客さんば連れてこんばいかんとやけん。そういった意味では、南総合事務所じゃなくて、長崎市の部局として、やはり独立させんばいかんと私は思いますよ。これはもう片手間じゃ駄目さ。もう指定管理にお任せするけんではなくて、やはり1つの部局として持ってやっていかんと、私はもう途中で萎えてしまうとじゃなかとかな。もうそれが一番の心配です。これはもうずっと言っている。ですから、ぜひともこの野母崎の恐竜パーク、もう恐竜パークですよ、恐竜博物館じゃなくて、恐竜パークやけん。パーク全体が、やはり1つの売り物にして、1日遊べる恐竜パークよ。これ今まで1日遊べるところが長崎はなかって、委員会でも言うたけれども、長崎ペンギン水族館、東洋でペンギン数ナンバーワンですよ。でも1日遊べんさ。今、県民は、海きららと森きららに行く。あそこは1日遊べるけん行くとさ。関連で近くにあって。私は、恐竜パークは子どもたちが行けば1日遊べるところになると思う。だからそこを、やはり長崎の1つの大きな宝にするために南総合事務所だけじゃなくて、やはり部局としてお願いをしたいと思いますけんが、もうよかですけん、頭の中に入れとってもろてしてくれんですか。とにかくこれぽしゃったらいかんとやけん、よろしくお願いします。 156 ◯深堀義昭委員 消防局長、通告なしに確認をさせてください。  今、野母崎半島で救急車は置いているけど、診療所もある。しかしヘリポートは、指定されたヘリポートってないんだよね。そのために、診療所からの要請の分に関しては、その途中に隣接する空き地にヘリコプターを下ろすと。もしくは道路に下ろすと。事故・その他の場合には道路、診療所から要請があった分については診療所の近くの空き地というような形で、今、救急出動をやっている。しかしこの西彼の医療圏も含めた形だけれども、両方とも救急ヘリの出動が多いんだよ。  そこで、今の野母崎全体の集客というのが、その水仙まつりとかなんとか入れて、年間に20万人。そして追加で年間に約12万人ぐらいの観光客を入れるというときの医療体制の不備。それを補填するのは長崎市内の病院に連れてくるのに30分から40分、地元の救急車でもかかる。それを短時間に輸送するとすれば、ヘリポートが必要なんです。そのヘリポートの位置づけをしているんですよと答弁があったんだけれども、その場所はどこか。 157 ◯北村消防局長 今ご指摘のヘリポートと、ヘリコプターは着陸しませんけど上空でつり上げるというホバリングという2か所があるんですけれども、長崎市の指導基準といたしましては、高層建物につきましては100メートルを超えるもの、それと45メートルを超えるものということで、高層建物に対する基準はございますけれども、現在そういう広場とか遠隔地につきましては、ヘリコプターが止まるような場所を小中学校のグラウンドとかというのをお願いしているという状況でございます。  野母崎につきましては、そういった野母崎総合運動公園とか野母崎漁港とか、野母崎地区では今6か所、そういうところを管理者にお願いして了解を得て運用をしているところでございます。  以上です。〔「委員長、暫時休憩して。」と言う者あり〕 158 ◯中里泰則委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後2時58分=           =再開 午後3時5分= 159 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。 160 ◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘のヘリポートでございます。先ほど消防局長から回答ございましたとおり、現在、野母崎のエリアでは6か所、ヘリコプターが着陸できる場所がございまして、その中の1つとして、現在の野母崎総合運動公園もございます。  そういった中で今後、観光客も含め多数のお客様がいらっしゃるという中で、それらの来場者の安全も確保するために、これまで以上にしっかりとした着陸ができる形での整備を、現在進めております公園整備の中でしっかり対応していきたいと考えております。  以上でございます。 161 ◯深堀義昭委員 それはそれでいいんですがね、グラウンドは駄目って。理由言うたやかね。ほこりがして周辺駄目よ。ヘリポートが発着できるように、せっかくならばアスファルトを打って、ごみが飛ばないような。来るとは住民ばかりじゃなくて、住民のためのヘリポートをつくると言っとらんのですよ。基地的なヘリポートをつくってくださいと。それは住民もそう。それは住民のための救急車がそこに行けばいいんだから。しかし、そう簡単にヘリコプターは発着しないんですよ、厳しいんだから。ある意味では命に異常があったり、その近くの病院で手当ができない状況があると確認をすると、ある程度消防隊は救急出動のヘリコプターを要請すると。段階があって言いよるんだからね。だからグラウンドでは周辺がごみだらけになるとって。分かった。その財源的にはどこが確保するということで聞くか。〔発言する者あり〕もうよかね。 162 ◯中里泰則委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後3時8分=           =再開 午後3時8分= 163 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。 164 ◯馬見塚南総合事務所長 今、進めております公園整備の中で、今のご指摘も踏まえまして、関係部局と調整をしながら整備を進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 165 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、総括質疑を終結いたします。  次に、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。  何かご意見はございませんか。 166 ◯内田隆英委員 ただいま議題となっております第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」については、日本共産党を代表して反対の立場から意見を申し上げます。  今回の補正予算には、老朽化したもみじ谷葬斎場を新設するための審議会の費用や、新型コロナウイルス感染症による集団発生時における対応を充実させるための人員、搬送車の購入費、さらに超高速インターネット環境整備推進の予算が組まれております。この予算については評価をするものであります。超高速インターネット未整備地区を解消する予算については、私自身2016年の一般質問で取り上げていたこともあり、これが実現することなので大いに評価をすることができるものです。  しかし、この補正予算の中には、戸籍住民基本台帳費の予算が組まれ、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用を可能にする予算が組まれています。私ども日本共産党は、これまで市民のプライバシーを侵害することにつながる懸念がある戸籍住民基本台帳については反対の立場を貫いてきました。この立場から、この予算が含まれる補正予算については認めることはできません。  以上、討論とします。 167 ◯野口達也委員 第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」につきましては、賛成の立場から意見を付して賛成をしたいと思います。  この委員会に第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費が上がっておりますけれども、これは野母崎田の子地区にできる野母崎恐竜博物館建設に伴うパーク化についての指定管理者候補者選定審査会費等を含めたところでありますけれども、これを含めてやはりこの長崎のもざき恐竜パークというのは、観光客を呼び込む、また県内県外の子どもたちを呼び込む長崎市の一番の大事で大きな材料になろうかと思いますので、全市挙げてこれはぜひとも成功させるようにお願いをして賛成討論としたいと思います。 168 ◯久 八寸志委員 第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」においては、公明党を代表して賛成の立場から意見を申し述べたいと思います。  第2款総務費第1項総務管理費第12目情報システム推進費におきまして、超高速インターネットの整備においては、未整備地区解消の取組につきまして非常に期待をしたいところでございます。離島の生活の利便性が上がるとか、様々期待されているところでございますが、実際そこで生活する人たちに対してどういう利点があるのかといったことがしっかり伝わるようなメニューのつくり方、要するにその後の事業の在り方なんかがしっかり伝わることが、何よりも大事じゃないかと思います。よって、今後のこの事業の後の展開をしっかりと市民に対しての周知をお願いしたいと思います。  それからもう1点が、第16目地域振興費の長崎のもざき恐竜パークにおきましては、これもかなり意見が様々出ました。実際、この地域をしっかりコーディネートする力、これが本当に民間の力が必要と思います。ぜひとも地元のインフォメーションセンターとの連携であったり、そこら辺を十分生かせるような中身をつくり上げるのは、本当にこれ大変かと思いますので、ぜひとも民間の力が発揮できるような、そういう意見の収集ができるような様々な意見がたくさん出るような指定管理の在り方をお願いしたいと思います。そういう意見を付して賛成とさせていただきます。  以上です。 169 ◯深堀義昭委員 第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」について、賛成の立場で申し上げます。  これは分割付託をした弊害の審査、在り方であるということが前提で物を言いますが、各委員会で討議したこと、そして第110号議案としての統括したところの問題点を、どこが今後まとめていくのか知りませんが、恐らく市長がまとめざるを得ない、これは市長提案の議案ですからね。となると、各委員会で同じ案件に基づいてやられた問題を、整理をしながら委員会の意見を十分に吟味した形の実効的な予算執行をしていただくことを強く要望して賛成意見といたします。 170 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 171 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時16分=           =再開 午後3時17分= 172 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、企画財政部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 173 ◯星原都市経営室主幹 企画財政部提出資料、所管事項調査のうち、1.第五次総合計画の策定スケジュールについてご説明させていただきます。  資料は1ページ、A3の資料をご覧ください。資料の上段には、議会から議決をいただく必要がございます基本構想について、下段には、基本計画について、それぞれ縦に議会、市民、審議会、庁内に分けて記載させていただいております。  上段左の真ん中あたり、基本構想の審議会及び庁内の欄をご覧ください。四角囲みで記載をしておりますが、まず、これまでの第五次総合計画の策定の経過についてご説明いたします。令和2年4月10日、11日に開催予定でありました審議会ワークショップにつきまして、新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大により中止いたしました。その後、委員に一堂に集まっていただくことが困難な状況であったことから、参加者が一堂に会さない手法で行う、いわゆる仮想ワークショップを4月9日から実施いたしましたが、4月16日に長崎県を含む34府県に対しまして、緊急事態宣言が発せられたことから、4月17日にこのワークショップについても中止ということになりました。また、当面は新型コロナウイルス感染症への対応に市職員一丸となって取り組むことが必要と判断いたしましたことや、新型コロナウイルス感染症の収束前後において、社会経済情勢等が大きく変わることが予想されることから、約10年間という長期スパンの総合計画につきましては、この収束後の状況を一定見据えた上で策定を行うことが望ましいことなどを総合的に判断いたしました結果、第五次総合計画の策定を1年延長することといたしました。  このことに関連しまして、上段の6月の議会の欄をご覧ください。第五次総合計画の開始時期を1年延期することに伴いまして、令和3年度に空白期間が生じることから、第四次総合計画の終期を令和2年度から令和3年度に1年間延長するため、本年6月議会において、基本構想の変更について議決をいただいたところでございます。  恐れ入りますが、先ほどご覧いただきました審議会、庁内の欄を再びご覧いただきたいと思います。議決後速やかに策定作業を再開いたしまして、7月30日及び8月1日に対面によるワークショップを実施する予定としておりましたが、長崎市内で新型コロナウイルス感染症の拡大が見られたことから、再度中止することといたしました。これら三度のワークショップの中止を踏まえまして、審議会会長にご相談の上、コロナ禍でも実施可能なワークショップの手法として初めての試みでございましたが、オンラインによるワークショップを8月21日及び22日の2日間にわたり実施いたしました。本ワークショップには、審議会委員と庁内の全部局長、若手職員等が参加し、基本構想の策定に係るまちづくり方針の柱や10年後の理想の長崎の姿などについて、ご意見やアイデアをいただいたところでございます。現在、審議会にご意見をいただきながら、庁内で素案の策定に向けた整理を行っているところでございます。  この第五次総合計画につきましては、令和4年度からの予算編成を第五次総合計画に添った肉づけの予算としたいことから、下段、基本計画の右の欄に赤囲みで記載しておりますとおり、来年度11月議会での最終報告、完成を目指しております。そのスケジュールから逆算しますと、上段の赤囲みで記載しておりますが、令和3年2月議会に第五次総合計画の基本構想を議案として提案させていただきたいと考えております。そうした場合、その下のオレンジの矢印で記載しておりますが、年内にパブリックコメントを実施しまして、市民の方からご意見をいただく必要がございます。その大きなスケジュールを踏まえたところでの今後のスケジュールについてでございますが、本委員会で策定スケジュールについてご説明させていただいた後、上段の10月、11月の欄に2つ点線の四角を記載させていただいております。これは、ご相談になると思いますが、10月及び11月の閉会中に大変恐縮でございますが、もし本委員会でご了承いただければ、所管事務調査といたしまして第四次総合計画の振り返り、策定基本方針及び基本構想素案についてご提案させていただき、ご意見をいただきたいと考えております。その後、パブリックコメントを実施しまして、市民の方から広くご意見をいただき、そのご意見を反映した第五次総合計画の基本構想議案を、令和3年2月に上程させていただきたいと考えております。  以上が基本構想に係るスケジュールでございますが、次に下段の基本計画の欄をご覧ください。基本計画につきましても、素案の段階から議会及び審議会からご意見をいただき、策定をしていきたいと考えております。議会につきましては、令和3年6月及び9月議会においてご説明させていただきたいと考えております。最終的には、パブリックコメントを経まして、令和3年11月議会において、基本計画の最終報告をさせていただきたいと考えております。  最後に、この第五次総合計画の策定スケジュールにつきましては、策定時期を1年間延期したことを考慮し、令和4年度の予算編成に間に合うよう可能な限り早期の策定を目指し取り組んでいるところではございますが、大変厳しいタイトなスケジュールとなっております。今後、新たに新型コロナウイルス感染症の影響など不測の事態が生じるようなことがあれば、作業の進捗が変わってくる可能性がございますが、そのときにはまた、議員の皆様にも適宜ご相談しながら進めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 174 ◯羽佐古財政課長 委員会資料の2ページをご覧ください。引き続き、令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明をさせていただきます。本件につきましては、9月1日の本会議において議場配付したところでございますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる財政健全化法の規定に基づき、決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定し監査委員の審査に付した上で、議会へご報告したものでございます。
     それでは、委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。まず、(1)財政健全化法の目的でございますが、これは、財政指標を整備してその公表の仕組みを設けるとともに、財政の早期健全化及び再生のための制度として平成19年度決算から、監査委員の審査に付した上で議会へ報告するとともに公表することが義務づけられたものでございます。さらに、平成20年度決算からは、これらの比率が早期健全化基準以上になると、財政健全化計画の策定などが義務づけられ、財政再生基準以上になると、財政再生計画を策定するとともに、地方債の制限など国の関与の下に財政再生に取り組むこととされております。次に、ア.健全化判断比率及びイ.資金不足比率の概要についてご説明いたします。  資料2ページ、中ほどの表をご覧ください。まず、ア.健全化判断比率についてですが、表中1段目、実質赤字比率について、早期健全化基準は11.25%となっておりますが、本市の実質赤字はございません。2段目、連結実質赤字比率は同基準が16.25%となっておりますが、本市の連結実質赤字はございません。3段目、実質公債費比率は同基準の25%に対し、本市は7.9%となっております。4段目、将来負担比率は同基準の350%に対し、本市は82.7%となっております。続きまして、イ.資金不足比率は観光施設事業特別会計において1.6%の資金不足となっておりますが、経営健全化基準の20%を下回っております。  次に、資料の3ページをご覧ください。それぞれの指標について説明させていただきます。まず、(2)健全化判断比率のア.実質赤字比率につきましては、これは一般会計等の実質赤字の標準財政規模に対する比率でございますが、令和元年度決算につきましては、下の方の表の下から3段目、計のAの欄でございますが、令和元年度は約33億5,000万円の黒字であり、赤字が発生しておりませんので、表の最下段、実質赤字比率はハイフンと表示しております。  次に、資料の4ページをご覧ください。イの連結実質赤字比率についてでございますが、これは、全会計の実質赤字の標準財政規模に対する比率でございます。下の方の表の下から3段目、計Aの欄でございますが、令和元年度は観光施設事業特別会計において890万円の赤字があるものの、全会計としては約285億400万円の黒字であり全体として赤字が生じておりませんので、表の最下段、連結実質赤字比率はハイフンと表示しております。  次に、資料の5ページをご覧ください。ウの実質公債費比率についてでございますが、これは一般会計等における公債費充当一般財源及びこれに準ずる経費を加算した実質的な公債費の標準財政規模等に対する比率でございます。平成29年度から令和元年度までの3か年平均により算出された令和元年度の実質公債費比率は、表の下から2段目部分の7.9%で、その1段下の平成30年度の7.6%と比較いたしますと0.3ポイント増加しております。これは、分子の構成要素でございます表中項目Aの地方債の元利償還金充当一般財源が、新西工場建設事業や大園団地の建設事業の公債費の元金償還が始まったことで増したこと、また分母の構成要素でございます項目Dの標準財政規模が、普通交付税の減などにより減少したことによるものでございます。  次に、資料の6ページをご覧ください。エ.将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債額の標準財政規模等に対する比率でございます。令和元年度の将来負担比率は表の最下段、網かけ部分の82.7%で、平成30年度の69.5%から13.2ポイント増加しております。これは、小学校の空調設備整備事業などによる地方債現在高が増えたことにより、表中項目Aの将来負担額が増加したこと、また、減債基金の減などにより充当可能基金が減少したことなどにより、表中項目Bの充当可能財源等が減少したことによるものでございます。  次に、資料の7ページをご覧ください。(3)資金不足比率は、公営企業などの資金不足額の事業規模に対する比率のことでございますが、令和元年度につきましては、真ん中の表の3段目になりますが、観光施設事業特別会計において890万円の資金不足、資金不足比率は1.6%となっております。資金不足額が生じていないその他の会計においては、資金不足比率はハイフンと表示しております。  以上が、令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の概要でございます。いずれの比率も財政の健全性を確保しておりますが、今後とも収支改善に努めるとともに、毎年度、中期財政見通しの的確な時点修正を行いながら、健全で持続可能な財政運営に努めてまいりたいと考えております。  最後になりますが、資料の8ページ、9ページに参考といたしまして、令和元年度決算に係る収支等年次比較資料及び経常収支比率に係る資料を掲載してございます。  まず、8ページの収支等年次比較でございますが、令和元年度の一般会計歳入総額は2,173億7,174万4,000円、歳出総額は2,125億4,452万1,000円で、前年度と比較いたしまして歳入は3.4%の増、歳出は2.6%の増となっております。3行目、C欄の歳入歳出差引額48億2,722万3,000円からその下のD欄、翌年度へ繰り越すべき財源16億2,686万7,000円を差し引いた、E欄の実質収支額は32億35万6,000円で、この額が令和元年度の決算剰余金となり、前年度の実質収支額と比較いたしますと8億8,286万3,000円の増となっております。  次に、9ページをご覧ください。歳入の経常一般財源が、どの程度歳出の経常経費に充当されているかを示し、財政の構造の弾力性をはかる指標とされております経常収支比率でございますが、令和元年度は97.6%で、前年度より0.1ポイント増となっております。要因といたしましては、経常収支比率を算出する際に、その分母となります歳入の経常一般財源において、地方税や地方交付税などの増により、分母は増加したものの、分子となる経常経費充当一般財源について、後期高齢者医療事業特別会計や介護保険事業特別会計における繰出金や児童扶養手当など扶助費の増により、分子が増加したことなどによるものでございます。  説明は以上でございます。 175 ◯中里泰則委員長 ただいまの説明に対してご質問等ございませんか。  それでは、以上で企画財政部の所管事項調査を終了したいと思いますが、最後に先ほど相談がありました長崎市第五次総合計画については、正副委員長といたしましては、10月下旬と11月中旬の2回、閉会中の委員会を開催し、所管事務調査を行ってはどうかと考えておりますが、いかがでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 176 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  それでは、そのように決定いたします。  日程については、後ほど書記が各委員を回りまして調整いたしますのでよろしくお願いいたします。  以上で、企画財政部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時33分=           =再開 午後3時35分= 177 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第151号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第11号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査の方法について協議した結果、まず、総括 説明を受けた後、歳入の審査を行い、その後、総 括質疑、討論・採決を行うことに決定した。また、 審査の順序については、「審査早見表」のとおり 進めることに決定した。〕 178 ◯中里泰則委員長 それでは、総括説明に入ります。  理事者の総括説明を求めます。 179 ◯片岡企画財政部長 第151号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第11号)」につきまして、企画財政部より提出しております補正予算総括説明資料によりご説明いたします。  まず、資料1ページをお開きいただきたいと存じます。令和2年度各会計別予算額調によりまして、総括的にご説明させていただきます。表の中ほどの列にございます補正額の欄に記載しておりますとおり、一般会計で2億7,274万7,000円の増額補正となっております。また、表の一番上の右の合計欄に記載しておりますとおり、補正後の一般会計の予算額は2,816億5,777万4,000円、全会計の予算総額は4,345億3,129万7,000円となっており、表の一番右端に【参考】として記載しておりますが、前年度同期と比較いたしますと、一般会計で28.2%の増、全会計では16.9%の増となってございます。  なお、資料の2ページには、一般会計歳入予算額調を、資料の3ページには、一般会計性質別予算額調を掲載しておりますのでご参照いただきたいと存じます。  次に、補正予算の内容につきまして、資料4ページの令和2年9月追加補正予算(第11号)についてをお開きいただきたいと存じます。今回の追加補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、強い不安を抱えて生活している妊産婦とその子育てを応援するため、特別定額給付金の対象とならなかった令和2年4月28日以降に生まれた子どもを対象に子育て応援特別給付金を給付するものでございます。補正予算の内容につきましては、表に記載しておりますとおり、対象となる子どもに1人10万円の子育て応援特別給付金を給付するとともに、給付金の給付により地域経済の活性化につなげようとするものでございます。対象者は令和2年4月28日から令和3年4月1日までに生まれ、申請日に長崎市の住民基本台帳に登録されている子どもで2,600人を想定してございます。補正額は給付金が2億6,000万円、事務費が1,274万7,000円で合計2億7,274万7,000円を計上してございます。続きまして、表の下段になりますが、一般会計における繰越明許費について、子育て応援特別給付金給付事業費給付金など2件を計上しております。  次に、資料の5ページには、一般会計補正予算の歳入の項目ごとの充当事業一覧表を記載しておりますが、こちらにつきましては歳入の審査の際にご説明させていただきます。  資料6ページ及び7ページをお開きいただきたいと存じます。こちらには、令和2年度各基金別現在高の状況といたしまして、基金の積立て・取崩し・現在高等について、それぞれの基金ごとに記載しております。  7ページの中ほどに、小さい四角囲みで記載しておりますが、これは一般会計における今回補正の基金の取崩しを記載しており、財政調整基金について1億4,274万4,000円を今回補正の一般財源として取り崩すものでございます。こちらにつきましても、歳入及び歳出の審査の際にご説明させていただきたいと存じます。  総括説明は以上でございます。 180 ◯中里泰則委員長 質疑につきましては、総括質疑の中で行いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  次に、歳入の審査に入ります。  第17款県支出金について、理事者の説明を求めます。 181 ◯羽佐古財政課長 それでは、第17款県支出金についてご説明いたします。  予算説明書は12ページから13ページの一番上、あわせまして、総括説明資料の5ページをご覧ください。第17款県支出金1億3,000万円につきましては、いずれも今回補正予算の特定財源でございます。第17款県支出金第2項県補助金第1目総務費県補助金第1節総務管理費補助金、説明欄の1.特別定額給付金費補助金1億3,000万円につきましては、子育て応援特別給付金給付事業費に係るものでございます。  説明は以上でございます。 182 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第20款繰入金について、理事者の説明を求めます。 183 ◯羽佐古財政課長 次に、第20款繰入金についてご説明いたします。  予算説明書は同じく12ページ、13ページをご覧ください。第20款繰入金第2項基金繰入金第1目財政調整基金繰入金第1節財政調整基金繰入金1億4,274万4,000円につきましては、今回補正の所要一般財源として繰り入れるものでございます。  説明は以上でございます。 184 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第22款諸収入について、理事者の説明を求めます。 185 ◯羽佐古財政課長 第22款諸収入についてご説明いたします。  予算説明書は同じく12ページ、13ページ、補正予算総括説明資料のほうは5ページの下段をご覧ください。第22款諸収入3,000円につきましては、今回補正予算の特定財源でございます。第22款諸収入第5項雑入第3目雑入第6節保険料個人負担金3,000円につきましては、子育て応援特別給付金給付事業費に係るものです。  説明は以上でございます。 186 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  次に、第151号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第11号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する総括質疑を行います。何かございませんか。  それでは、総括質疑を終結いたします。  次に、第151号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第11号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第151号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第11号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 187 ◯中里泰則委員長 異議がないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時43分=           =再開 午後3時44分= 188 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、理財部及び文化観光部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 189 ◯小田理財部長 それでは、理財部及び文化観光部の所管事項調査のうち、長崎市宿泊税検討委員会の審議状況についてご説明いたします。  理財部及び文化観光部から提出しております追加資料をご覧ください。長崎市では、法定外目的税である宿泊税の導入について、昨年の10月から約1年間にわたり、長崎市宿泊税検討委員会において議論を行ってまいりましたが、先月8月31日に開催いたしました検討委員会において、報告書素案についての内容検討が行われ、一定の方向性が固まったことから、今回その素案の内容についてご報告させていただくものでございます。  詳細につきましては、担当課長よりご説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 190 ◯木場収納課長 それでは、長崎市宿泊税検討委員会の審議状況についてご説明させていただきます。  追加資料の1ページをお開きください。まず、1.長崎市宿泊税検討委員会の概要についてご説明します。同委員会は本市の宿泊税の導入に関する重要事項の調査審議を行うために設置された附属機関であり、(1)設置期間は令和元年10月から本年9月までの1年間、(2)委員は、学識経験者や観光関連事業者など6名の委員によって構成されています。(3)審議内容は、導入の妥当性や宿泊税の使途、税率や免税点等の課税要件などとなっております。(4)にはこれまでの開催実績を記載しております。現在に至るまでに、新型コロナウイルス感染症の影響による中断があったものの、5回にわたり様々な視点から議論を行っていただきました。先ほど理財部長から申し上げましたが、最後の開催となった令和2年8月31日の第5回検討委員会において、同委員会から長崎市へ提出する報告書の素案について内容検討が行われ、一定の方向性が固まったところです。  それでは2ページの報告書素案の概要をお開きください。これは、第5回検討委員会で内容検討するために使用した資料で、報告書素案の概要をまとめたものです。左側には、1.検討結果のまとめを記載しております。内容としましては、まず、これまで本検討員会において様々な視点から検討を行ってきた結果、4点について提言することを記載しています。  提言の1つ目として、宿泊税の使途について、宿泊税の導入に係る基本的な考え方を踏まえ、以下の点に留意しつつ観光振興施策を実施する必要があるとしており、それぞれの留意点として、1)には、宿泊税は、訪問客への還元という方針に基づき、現在、策定に向けた議論が進んでいる観光振興計画等との整合を図るとともに、観光動向や経済状況等に応じて効果的な施策に充当すること。2)には、原則、新規及び既存事業の拡充を中心に充当することを基本とし、単に既存事業の財源の振替とならないようにすること。3)には、納税者や関係事業者、市民等に対して使途の内容に関する分かりやすい説明、情報発信をしっかり行っていくこと及び宿泊税の効果の検証を確実に実施すること。以上3点が記載されています。次に、提言の2つ目が、課税要件についてです。資料の右側上段に記載の事務局案の主なものとして、上から3つ目の税率(税額)については、1人1泊200円、その2つ下に記載の修学旅行への課税免除などがございます。こうした事務局案に対しまして、各項目の要件・考え方ともに一定の妥当性はあると判断されるが、これまでの各委員からの出された意見や長崎市の観光を取り巻く状況、関係事業者の意見等も踏まえ、内容をさらに精査した上で決定することを求めています。次に、提言の3つ目は、宿泊税導入までの取組について記載されています。ここでは、先日開催した関係事業者との意見交換などを今後も十分に行うなど、導入への理解を得る努力を続けるとともに、長崎市の観光を取り巻く状況を把握した上で、時期も含め、導入についての決定及び制度構築を行うことを求めています。次に、提言の4つ目は、基金の設置について、宿泊税の一部をコロナ禍のような不測の事態に対応する財源として活用するための手法として、前向きに検討してほしい旨が記載されております。  最後に、これらの提言を踏まえた上で、法定外目的税として、持続的な財源となり得る宿泊税を長崎市において導入することは妥当であるという結びとしております。また、先ほども触れましたが、右側にはこれまでの議論を踏まえて、2.課税要件等(事務局案)のまとめと、3.宿泊税の使途の内容について簡潔にまとめております。なお、本日お示ししているこの素案の概要版については第5回検討委員会の資料として使用したものであり、今後、字句の整理等を行い完成したものが最終版となる予定です。  恐れ入りますが、再度1ページにお戻りください。下段に記載の、2.今後の主な予定についてですが、先ほどご説明した素案の内容について、(1)に記載のとおり、最終版の報告書が同検討委員会から長崎市に対し今月中に提出される予定です。その後、(2)、(3)に記載のとおり、宿泊事業者との意見交換やパブリックコメントの実施などを経て、導入時期や制度の詳細について決定し、条例案を議会に提出することとなりますが、その提出時期や宿泊税の導入時期については、今後の状況を考慮しながら、慎重に判断してまいりたいと考えております。条例案を承認いただいた場合には、(5)、(6)に記載のとおり、総務大臣との協議や制度の周知広報を行い導入されることとなります。  説明は以上でございます。 191 ◯中里泰則委員長 ただいまの説明に対して、ご質問等ございませんか。 192 ◯野口達也委員 9月中に最終案が提出されるということで、実施時期についてはまだ今のところ未定であるというお話でしたけれども、この素案で概要が来とる部分については、もうほぼ決定ですたいね。例えば200円とか、他都市では多分2段階に分けたり3段階に分けたりしとるですたいね。そういう部分も含めて、もうこれ200円にして、修学旅行についてはもう減免をしますよと書いていますけれども、これについてはこれが決定ということで理解してよかですか。 193 ◯小田理財部長 今の段階は、これは検討委員会に我々の案として投げたものでございます。200円で大体5億円、修学旅行を免除しなかったらば、そこに五、六千万円の上積みになるんですけれども、あと額の定額制は、そこも議論になったんですけど、例えば宿泊料に応じて段階的に取る部分とかあった場合に、これ宿泊税を取るほうの手間がかかるとか、例えば今、福岡あたりでも、やはり週末とウイークデーのホテルの値段が、そしたらどこがメインかということになるので、一応定額制がいいのじゃないかという部分でやっています。あとこの200円も妥当なのか、あと今こういったコロナ禍の部分で財源が落ちていく中で、ここをもう1回負担にすれば、当然それだけ収入は増えるんですけれども、やはりそこがどうなのかという部分。最終的には、これ条例を上げるときに政策判断をした上で上げるということになりますけれども、実は修学旅行の部分でも、取っているところがほとんどの実態であるんですけれども、やはり長崎市の今の修学旅行の状況等を文化観光部とお話しする中では、やはり免除したほうがいいんじゃないかなという議論があって、今こういった案で一定の方向性は出ているところです。  以上でございます。 194 ◯野口達也委員 分かりました。もう上げるとしたときは、環境経済委員会に上がっとかな。総務委員会に上がっとかな。 195 ◯小田理財部長 理財部の所管で上げて、使途がやはり文化観光部になりますけれども、そういった形になるかと思います。 196 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  以上で、理財部及び文化観光部の所管事項調査を終了いたします。  以上で本委員会の審査は全て終了いたしました。これをもちまして総務委員会を散会いたします。           =散会 午後3時54分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。           総務委員長 中里 泰則 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...